アポロ11号は、ニール・アームストロングが
人類で初めて月面歩行をしたことで有名な宇宙船です。
この絵本は、
3人の宇宙飛行士が宇宙服を着て、操縦席に乗りこむところから、
ロケットが発射され、月に向かい、
月面着陸船が月面に着陸、月面歩行、
そして、地球への帰還までの一連の流れを
わかりやすく説明した絵本です。
宇宙開発もののなかでも、
いかにも科学絵本というものではなく、
詩的で物語を読むような感じで読み進められます。
ロケットの仕組みや、宇宙飛行士の様子などがわかりやすく説明されていて、
初めて宇宙の知識を得る絵本としてよいと思います。
宇宙開発ものが大好きな6歳の息子は、
「アポロ13 宇宙開発のぼうけん」や「おかえりなさい はやぶさ」などを既に読んでおり、こちらの2冊は、始終トラブル続き。
どのようにトラブルが起き、そして、どうやってそのトラブルを乗り越えたかが詳細に書かれています。
それに比べ、アポロ11号は大きなトラブルがなく、
計画がスムーズに進んだため、少々ドラマ性に欠け、
宇宙開発ものをたくさん読んできた息子には物足りなさを感じたようです。
とはいえ、初めての宇宙開発ものの絵本として、オススメです。
宇宙船の仕組み、宇宙飛行士とはどのような任務があるのか、
なぜ宇宙開発が行われているのか。
その概念が子どもに一発でわかります。