「育児は育自」という言葉を聞いたことがあります。
その通りだと思いました。
手探りで始まる育児、今まで関係のなかった様々な、そりゃもう生活に関わる分野を多岐にこなす必要があって・・・
でも「好きこそものの上手なれ」。
しかし好きなのは、料理や裁縫や筋トレではなくて、愛する我が子。
あなたの喜ぶ顔が見たい、あなたを安心させたい、その一心で色んなことにチャレンジする、その中で段々、「ふふふ、私ってばお母さんみたいでないの!」そう密かに成長に感動することもあるのです。
誰の成長かって?私の!笑
育児の苦しくて、でもだからこそ楽しくてやめられないのは、「我が子の成長・・・の為に気が付いたら自分が成長してること」。
子どもを育てる最中だって、母という役割の中だって、無我夢中にそこに存在してるのは「自分」。
今までとは少し違うステージで、今までよりずっと頑張っている私だってこと。
作品中に出てくるけれど、今でもそれはできない・・・というお母さんもいるかと思います。かくいう私はたまに寝坊をしてしまう張本人であったり・・・。
でもこの本は理想のお母さん像を追い求める本ではありません。
色んなことに悩んだり努力したり、はたまた開き直って笑っちゃったり・・・そんな自分であることを、「あなたのおかげ!」と、我が子にパワフルに愛を宣言する、そんなお母さんの為の本です。