小学校の授業で、母の日の感謝の手紙を書くというお話し。
息子はまだ年長さんで、授業とか感謝の手紙にピンと来ないかなぁと思いましたが、ボクの書く手紙は、日頃のママの言動に対する文句の羅列で、聞いていた息子も“きゃっきゃ”と喜んでいました。また面白いのが、ボクの描くママの似顔絵。「にてる…」というわりに、目のつり上がった強面で、勝手にボクの部屋を掃除するわ、大事なものを捨ててしまうわと暴れ回る様子は怪獣ママゴンです。そういえば、僕も小さい頃、お母さんに大事なオモチャを捨てられたなぁと、苦い思い出が蘇って来ました。
鬼のようなママですが、お迎えに来る時のハイヒール姿を見て“カッコいいね”と言ってくれるお友達もいます。でも、自分のママはやっぱり、家にいて欲しいものでしょう。僕も保育園の時はおばあちゃんに迎えに来てもらったし、自分も共働きで、おばあちゃんにお迎えをお願いしているから、息子は口にしないけれど、我慢しているのだと思います。
いずれのエピソードも、すごく頷けるものだったり、子供時代に思いを馳せることばかりで、後藤竜二さんの実体験なのか、あるいはすごく“こども脳”を持った人なんだろうと感じました。
そして、散々本音をぶつけた後の“ありがとう”は、パパであってもジーンと来ました。息子にとって、本音のぶつけ甲斐のある親になりたいものです。