一緒に穴に落ちたのねずみ兄弟とやまねこ夫婦。
さっきまでの敵同士が、穴から出るために知恵を出し合うことに。
どの順番で乗ればいいか、あれこれ話していると・・・
物語の始まりから、どうする?どうなる?とぐいぐい引き付けられるストーリーで、オチも見事です。
野ネズミや山猫のキャラクターがとても人間(?)くさく
珍しい縦型の絵本で、穴の深さが実感できる構図も効果的で
家で読んでいて楽しかったので
小学校で1年生のクラスに読み聞かせに使うことにしました。
当時の息子のクラスは、元気がいい反面、ちょっとばかり落ち着きがなく(笑)
集中し聞いてもらうにはこんな絵本!と思ったのですが
・・・練習はちょっと大変でした〜。
縦に持って見せながら読むのが、慣れないせいか見づらく、手も痛い。
野ネズミと山猫のやりとりが中心なので、
どの会話が誰のものか把握して読まないとならない。
スピード感もあるので、流れを切らないようにタイミング良くめくるのがまた難しかったです。
でも当日はなんとか!
ハラハラした顔、順番を自分なりに考えているような真剣な顔、ニヤッとした子ども達の顔が絵本に集まり、
笑いやつっこみなど反応も大きくてホッとしました。
年長さん位から、小学生、大人も楽しめそうな本で
読み聞かせにもおすすめです。(応援しています!)