どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
世界の国からいただきます!(徳間書店)
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「なないろ山のひみつ」に続いて、林明子さんの挿絵の童話を読みました。 もうこの物語よりも数倍長い高学年向けのお話でも、あっという間に読んでしまう娘ですが、夜の読み聞かせの時間は、大事にしてくれています。そして、挿絵のページになると、林明子さんの絵本を見ていた頃と同じ瞳で、絵の中の世界を楽しんでいます。 こんなとき、絵本と童話も、娘の今と以前も、ずーっとつながっているんだな、という思いに包まれ、幸せな 気持ちになれます。 それから、私自身もまた、なぜだか突然、小さい頃家に飾ってあった片足の折れたガラスの小鹿を思い出し ました。ガラスのうまの絵を見て、本当にぱあっと目の前に現れたガラスの小鹿・・・。 ガラスのうまと同じように、片足をセロテープで巻かれていました。小鹿の愛らしい目まで鮮明に浮かんでき ます。 この本に出会えたお陰で、再び手繰り寄せることができた幼少期の思い出の断片。本のもつ不思議な力を 実感せずにはいられません。
投稿日:2012/03/18
以前から気になっていた本書を図書館でみかけたので、借りてみました。 最初の、すぐりが生まれてから少しづつ大きくなっていくまでの導入の部分を読み、親から子に対する愛情があふれていて、何だか懐かしく、心が温かくなりました。 そうして愛情を受けてすくすくと大きくなったすぐりが、ガラスのうまの脚を折ってしまい、うまを追って冒険が始まるのですが。 ねむりどりに会ったり、山のかあさんのおだんごを食べてしまい、罰を与えられたり、ガラスのくまにあって赤ちゃんたちの涙を集めたり・・・。 とっても不思議で、夢の中のお話のようにも思え、ちょっと不思議の国のアリスにも似ているな、と思いました。 不思議でありながら、このお話には筋が一本ピシっと通っていて、冒険を通して、すぐりは正しいこと、間違ったこと、大切に思う気持ちなど、いろいろ学んでいったように思います。
投稿日:2016/01/22
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