題名どおり姉弟の宝物を比べるお話です。
宝物といっても、古いテレホンカードだったり、しおりだったり
大人からすると、たわいもないものです。
おまけの車を自慢する場面では
「弟に譲ってあげなさいといわれたから、譲ってあげたのに、あとで私には何もくれなかった」
というお姉さんの気持ちに、なるほどなーと思いました。
子供が共感しながら読めるのではないかと思います。
うちの子供たちも、お菓子の空き缶に本人が思う宝物を入れた箱があります。
それはもう大事にしていますが、中身にこの本と共通するようなものもあって、思わず苦笑いしました。
最後のページのお母さんに捨てられたもの一覧にも、私が捨てた覚えがあるようなものがありました(笑)
今は「本当にこんなものいつまでも取っておいて」と母の気持ちで読んでますが、
私にも引き出しの中にそんな場所があったなーと、懐かしく思い出したりもしました。
子供時代って何でも宝物になって、いいですよね。