前回のお話で住むところがなくなり、どこに行ったのか気になっていた『ガマとの』が再登場するお話です。
学校の理科室でベッコウアメを作る実験をしていたスミレ、タカシ、ダイゾウの三人。
突然理科室が真っ暗になって、様々な妖怪やおばけ達が三人を襲ってきます。
「おまえたち、ゲッコウを返すのだ」
「ガマとのさまを怒らせたな」
妖怪達に追いかけながら学校中を逃げ回る三人の前に、ガマとのが現われて…?
子供って怖いくせに怖いものが好きですよね。まさに、『怖いもの見たさ』というところでしょうか。
よしながこうたくさんの描く妖怪達も最初はすごく怖いのですが、読み進めていくうちになんだか憎めないキャラのように思えてくるのが不思議です。
今回判明したのは、ガマとのって結構偉かったんだなぁということ。
フラフラしてるだけじゃなくて、ちゃんと大役もになっていたんですね。
宴会のシーン、酔っぱらってお酒を飲むガマとのの隣にちょこんと座り、牛乳を飲んでいる女の子が気になりました。
裏表紙の妖怪図鑑を調べてみると、『玉姫』と書いてあります。
ガマとのの娘でしょうか?
今度は玉姫が活躍するお話も読んでみたいなぁと、ひそかに期待している私達親子です。