最初、読み聞かせをした後、「むずかしい。」と言われました。
そうか・・・むずかしいか。
でも、その後一人読みしてからは、「怖い。」と言い、
夜怖くて1人で寝られないと言っていたのに、
今日になって、「これ、いい。買って。」に、変わっていました。
モノトーンの絵本に、不気味さを感じながら、
なぜか、惹きつけられるものがありました。
怪しげな屋敷に、言葉巧みに誘い込むスパイダー。
何も知らないフライは、それでも、用心深く
後についていくのですが・・・
スパイダーに食べられたであろう虫たちが、
幽霊のように存在する屋敷の中は、
「怖い」のなにものでもありません。
それでも尚、物語に惹きつけられていきます。
「あまい言葉に、だまされるな。」という教訓を、
この絵本は教えてくれています。
あまい言葉をかけてくれる人すべてが、
いい人とは限りません。
悲しいことですが、これが現実。
子ども達にも、その点を、しっかりと伝えていかないと
いけないことですよね。
最初は、☆4つにしようと思ってましたが、
じわじわとこの絵本の良さを感じてきたのでしょう。
娘の「買って。」に☆5つに変更しました。