ガブリエルの作品は何冊か読みましたが、日本ではこの作品が一番有名なのかもしれません。(ナビでの感想の数も多いし)
前から自分の「読みたいな」リストに入れていた作品でしたが、今回は下の子が「読んでみたい」と、自分から言ってきたので、これはと思い、図書館で探してきました。
実は子どものやっている学習教材に、この絵本の紹介がちらりと載っていて、興味を持ったんです。
改めて全編に目を通して、彼女(下の子)の怒りのポイントは
「なんてやつだ!犬を車の窓から捨てるなんて!
せめて、車を止めて、ドアからおろしてよ!」
横からつい「ドアからだったら、捨ててもいいの?」
と、聞いてしまいました。
字の全くないガブリエルらしい、デッサンみたいな「絵」で見せてくれる絵本です。
ですから小さい子でも、見ることは見れます。
が、やはり、この主人公のアンジュール(犬)が、捨てられ、どういう思いをしながら、方々歩きまわるのかを思い描くには、
年齢が高い方がいいかもしれません。
うちの子を基準にしては妙かもしれませんが、小学校中学年以上にお薦めします。