ファージョンが好きで『ムギと王さま』とこの『町かどのジム』はぜひ息子に読み聞かせをしてみたいと思っていました。
8歳のデリーが出てくるし、船乗りのジムのお話があるので、昨年息子に読み聞かせをしたところ、あまり反応はよくなくて断念しました。
つい最近、今ならどうかなと思いまた読み聞かせをしてみると、今度はとても興味を示してきました。
ジムのするとても魅力的な話に釘付けになり、朝もこの本を読み聞かせして登校していきました。
10話ありますが、私は「大海へび」と「ジムのたんじょう日」が好きです。
どちらも暖かい気持ちになるからです。
こういうお話を子ども時代に読んでほしいなと思える本です。
子どもに『チムとゆうかんなせんちょうさん』を読むまで気がつかなかったのですが、
この本の挿絵も『ムギと王さま」と同じくアーディゾーニの絵でした。
私がこの本を文庫で買ったのは恐らく大学生ぐらいだと思いましたが、
子どもと読むと思わぬ発見があるもので、
いろいろな意味で私の思い出の本でもあります。
自分が子どもと一緒に読みたいと思っていた本を子どもと一緒に読めるのは、とても幸せなことだと思いました。