もったいない、ていう事を子供たちに教えるには、このぐらいしつこいほうが良いのかもしれない、って思いました。本当ものすごい迫力のもったいないばあさん。こんなおばあちゃんが自分のおばあちゃんだったらちょっと大変かも!と思ってしまいましたが、物を無駄にしないで使うことをしっかりと教えてくれていて、別に嫌味で言っているのではなく、子供にきちんと物を無駄にしない使い方を「もったいないもったいない。。。」と言いながら教えてくれているんだな、と思いました。
こんなおばあちゃんが登場したらちょっとビビってしまいそうになりますが、でもこの絵本に登場している男の子はなんだかんだ嫌な思いをしながらももったいないばあさんに教えてもらったり作ってもらったもので結構楽しんでいて、なんだかホッとしました。
きっとこの男の子は大きくなったら物を大切にする子になり、物を無駄にしない大人になってくれるんだろうな、と思いました。子供が小さなうちから、物を大切にする気持ちを教えておくということの大切さをしっかりと教えてくれる素敵な1冊だと思いました。
迫力は万点で読んでいる途中で驚いてしまうのですが、子供にもったいないということを教える他にも、親である私自身にももっと物を大切に使わないといけないということを改めて考えさせられた、そんな1冊です。
物を無駄にしないで大切に使う、使い切る、ということを子供たちに覚えてもらうためにも、多くの子供たちに読んでもらいたいな、そう思いました。
素敵な1冊なのでとてもお勧めです。