一度この『クリスマスのまえのばん』を全部並べて絵や文章を読み比べてみたいと思っていました。
ちょうど、デンデロワ絵のものとツヴェルガー絵のものがあり、二冊を読んでみることに。
デンデロワ絵のものは、ユーモラスでコケティッシュな魅力があるセントニコラスで、ニコラスの衣装が黒いんですよ。
こちらのツヴェルガーの絵本は、絵が格調が高くて美しいです。
表紙に眠っている子どもたちなのがツヴェルガーらしいというのか、前面にセントニコラスが出て来ません。
こちらのセントニコラスは、茶目っ毛がありいたずらっぽい表情です。
最終的には好みということになるんでしょうけれど、私はツヴェルガーの美しい絵が好きなので、絵を見てその世界観にどっぷりと浸りました。
今年はデュポアザンが『クリスマスのまえのよる』としてこのムーアの文に絵をつけた絵本もあるようなので、今度はターシャの絵の本も含めて比較ができたらいいなあと思っています。
とてもクリスマスらしい絵本で、「すべてのひとにたのしいクリスマスを」と思います。