主人公の小学生のそらくん。
学校の帰り道の曲がり角の車道と歩道をの境界の白いラインに目がいって、その上を歩いて帰ることに決めました。
線の上だけというのは、長〜〜〜〜〜い平均台のようで、バランスをとるのが難しい。
とんぼやザリガニの誘惑にも負けず、ただひたすら家を目指します。
横断歩道のゼブラゾーンの白だけをまたいで渡るシーン。
右のページをみてビックリ。
そらくんの平均台は、長いだけじゃなく高かった!
息子はここで「ぎょぉ〜〜〜。』と絶叫。
そらくんのイマジネーションの世界、すごいな〜。
これは一つのアドベンチャーですね。
家までもう少しのところで、無い。
白い線。
動けないそらくん。
どうするんだろうと思ったら、とっても素敵なエンディングでした。
トウモロコシ畑、田んぼのある風景に思わず、深呼吸がしたくなりました。
なんといっても、(そらくんも同じ字かな?)空の色があったかくて、清々しくて、明るいお話にしていると思いました。
『えんふねにのって』も、この作品も、子どもの限りない想像力を
表現した素晴らしい絵本だと思います。