2学期も始まり、こどもたちの学校生活も再び軌道に乗るこの時期ですが、学齢が上がるに従って、授業中の発言・発表を躊躇し始める子が、ぽつりぽつりとでてきます。
それぞれの性格ですから、わかっていても挙手できない子もいますし、わからないけれど、条件反射的に「はいはい」と言っている子もいます。
問題は、わからない、自信が無いから挙手しない子たちです。
先生が上手に気づいて、発言の場を作ってくださる場合は良いのですが、なかなか目は行き届きません。
息子が1年生の時に、「朝の読書の時間」に読む本を一冊もっていくことになり、この本をもたせました。
放課後、先生からお電話を頂き、少し貸して欲しいとのこと。
後日図書館にも入りました。
昨年は息子の学年ではありませんが、群読の形で「学習発表会」で、2年生全員で、ステージ発表していました。
“神様でさえまちがう世の中
ましてこれから人間になろうとしているぼくらがまちがったって
なにがおかしいあたりまえじゃないか”
このページが、とてもステキだと思いました。
息子は、「ここ、好きだったよ。」
“まちがった意見をまちがった答えを
ああじゃないかこうじゃないかと
みんなで出しあい言いあうなかでだ
ほんとうのものを見つけていくのだ
そうしてみんなで伸びていくのだ”
と、読んだ後、
「おれはねるのだ!」と二階へ上がりました。
1・2年生の頃に、勧めてみてください。