「どうしてあの子だけ、色が違うんだろう。」
おとうさんねことおかあさんねこの言葉に、ちょっとショック!
でも、あかねこは、この色(赤)が綺麗で可愛くて、
とっても気に入っていた。
本当に、自分のことが好きで良かった。
「色が違って、かわいそう。」
兄弟ねこの言葉に、あかねこは思った。・・・みんなと一緒なんて、
つまんない・・・と。
前向きな子で良かった。
あかねこは、別に白くも黒くもなりたくなかった。
でも、両親や兄弟はわかってくれない。
自分を認めてもらえないのって辛いよね。
悲しいよね。
あかねこは、旅に出た。
いろんな町で暮らした。
ある町で、あおねこくんと出会った。
そして、赤ちゃんが生まれた!
それも、だいだいねこちゃんにきいねこちゃん、みどりねこちゃん・・・
みんな違う色の毛並み。
ビックリした!
でも、嬉しかった。
あかねこちゃんなら、きっと素敵な子育てをしてくれるに違いない。
みんな違う個性を持って生まれてきます。
違っていいんです。
それを個性として受け止められるか否か!
広い心で、子育てをしたいものです。
小学高学年の読み聞かせの絵本で使用しました。