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グリム 七わのカラス」 大人が読んだ みんなの声

グリム 七わのカラス 作:グリム
絵:リスベート・ツヴェルガー
訳:池田香代子
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1985年
ISBN:9784572002846
評価スコア 4.38
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みんなの声 総数 7
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  • 絵にひきこまれる

    何冊か、他の作家さんの挿絵で読んだお話ですが、絵がかわると印象もかわるなあ、と。読み比べるとおもしろいです。ツヴェルガーの挿絵は、怖さや不気味さを含んだグリムの世界を繊細に表現していて、ひきこまれました。今は出版されていないようなので、ぜひ、復刊してほしいと願います。

    投稿日:2019/11/14

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  • 絵がとっても素敵♪

    このおはなしは知っていますが
    とにかく、この絵本は絵が素敵♪

    リアルなようで
    余計なものはなくって
    雰囲気ばっちりです

    でも、何度読んでも
    このおはなしは、なかなか理解出来ません(^^ゞ

    今回は、絵のせいでしょうか?
    こびとの存在が気になって気になって(^^ゞ
    みんなが喜んでいる時に
    こびとさんは片付けている
    その姿がとても疑問なんです(^^ゞ

    どうして、カラスにされちゃうのか
    おとうさん、おかあさんは、どうしちゃったのか
    気になることばっかりであります

    グリムは難解です

    投稿日:2012/07/03

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  • 奥の深さを感じました

    グリム童話『七わのカラス』を二人の作品で鑑賞しました。
    グリムの話自体が怖い内容なのですが、ツヴェルガーの絵には奥深さを感じました。
    多分同時に読んだホフマンの絵と好対照だからでしょうか。
    七人の息子たちがいてやっと授かった女の子。
    父親にしても、妹ができた兄弟たちにとってもとてもうれしいことだったのです。
    身体の弱い娘を洗礼するために、父親は息子たちに聖水を汲みに行かせます。
    我先にと走ってたどり着いた井戸で兄弟は聖水を汲もうとしたツボを落としてしまって途方にくれます。
    なかなか戻らぬいたずら坊主たちに癇癪を起した父親が「カラスになってしまえ」と叫んだ言葉が、呪文となってしまって息子たちはカラスになってしまいました。
    父親にとって息子たちはあきらめるしかない存在だったのでしょうか?
    何知らず育った娘が大きくなって耳にした言葉は、娘の心に突き刺さります。
    自分のために兄たちはカラスになってしまったのです。

    兄たちを助けるために、娘は地の果てまで旅をします。
    太陽や月や星たち…。
    擬人化された深みのある絵が印象的です。
    星からもらった鍵を落としてしまった娘は、兄たちが閉じ込められている山の扉を開けることができません。
    そこで自分の手の指を切って、鍵穴に差し込んで扉を開けるのです。
    この残酷な行動の痛みが、話の展開の中で出てこないのが不思議なのですが、娘はお兄さんたちの魔法を解くことに成功します。
    喜びが痛みに勝ったのでしょう。
    幕切れがあっけないので、その後の兄弟の生活と父親との再会のシーンが気になりました。

    投稿日:2011/08/16

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  • 素敵なさし絵

     のろいでカラスにされたお兄さんたちを、妹が助けに行くというストーリーです。擬人化された月や星の表情は、ツヴェルガーさんらしいなと思いました。
     
     妹がお兄さんたちを探しにでかけるとき、2匹のうさぎが見守っています。このうさぎたちは、何なんだろうと気になりました。
     妹とお兄さんたちが感動の再会を果たしたときの、世話役の小人の淡々とした態度もおもしろかったです。
     ツヴェルガーさんの遊び心を感じました。

    投稿日:2010/08/29

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