バーニンガムさんの新作のようです。
献辞からして、シルヴィーはお孫さんかしら?
原題は「動物園への道」。
谷川先生訳の日本語の題も素敵です。
子どもの頃、一人眠る時に寝付けない夜は、真っ暗な部屋を見渡して、目が暗がりに慣れて来る頃には、良からぬ想像をあれやこれやしたものです。
あんまり怖くて、トイレに行くのもびくびくものでした。
シルヴィーは、ワクワクの出来事があったようです。
こんなドアが、夜、部屋にできたら、やっぱり開けちゃいますね。
そして、その先に動物たちがいるなんて。
今夜は誰と眠ろうか?なんて、悩むのも贅沢な悩みかも。
シルヴィ―の連れ出した動物たちの寝姿に、笑いました。
でも、やっぱり表紙絵にもなっているペンギンさんとのシーンが一番楽しそうでした。
ある日、朝、シルヴィーは、あのドアを閉めるのを忘れ、・・・・・・。
シルヴィーなりに、証拠隠滅に成功したかに思っていたようですが、ママのこの後の言葉に、大笑いしました。