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かあちゃん えほんよんで」 大人が読んだ みんなの声

かあちゃん えほんよんで 文:かさい まり
絵:北村 裕花
出版社:絵本塾出版
税込価格:\1,430
発行日:2016年01月30日
ISBN:9784864840897
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,179
みんなの声 総数 62
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大人が読んだ みんなの声から

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36件見つかりました

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  • 子どもの愛こそ「無償の愛」

     読んですぐに思ったのは「なんと健気な…」ということでした。
     お隣のまこちゃんが、毎日寝るときに絵本を読んでもらっていることを聞いたけんたくん。自分も読んでもらいたいと思いながら、なかなかお母ちゃんに言い出せません。お父ちゃんが死んで(たぶん)、お母ちゃんが美容師の仕事をして、生活を支えているのでしょう。仕事が終わっても、今度は家の用事。お母ちゃんが本当に忙しいというのがよくわかっているから、ずっと言い出せなくて、ついにはあきらめてしまいます。「絵本になんか興味ないもん」と、自分で自分に言い訳までして…。
     けんたくんの誕生日も、遅くまでお客さんがいて、ケーキも準備できませんでした。がっかりするけんたくんでしたが、びっくりぽん!の嬉しい展開で、最後には「よかったね、けんたくん」と心から思いました。
     「親の愛は無償の愛」とよく言われますが、私は逆に「子どもの愛こそ無償の愛」だと思っています。子どもは大人が思う以上に、大人の事情を理解しています。何よりも、お父さん・お母さんのことが大好きです。どんなに怒られたりしても、やっぱり好きだし、お父さん・お母さんにも自分のことを好きであってほしいと願い続けているように思います。
     大人には大人の事情がいろいろあるでしょうが、子どもが自分のお父さん・お母さんを「好き」と思う気持ちを裏切られることのない世の中であってほしいなと思いました。
     けんたくんがお母ちゃんにいろんな絵本を読んであげて、これからも仲良く暮らしていけますように…。

    投稿日:2016/02/13

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    3
  • 思わず、ほろり。

    • ちょてぃさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    お父さんの分も一生懸命働くお母さんの姿、そのお母さんを思って甘えたい気持ちを口にすることをぐっとこらえる息子・・・何気ない日常のひとこまを子どもの純粋な視線から描いたリアル感に、思わず、ほろりとさせられました。仕事で普段忙しくてなかなか息子をかまってやれないはがゆい母心も、誕生日にはしっかり息子の希望を叶えてやりたいという母心も痛い程伝わってきました。男の子の母親を慕う健気さやいじらしさと、子を思う母親の優しさとがぎゅっとつまった感動の一冊です。

    投稿日:2016/02/10

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  • 健気!

    絵本をお母さんに読んでもらうことって子どもにとって特別で大切な時間なんだなと改めて感じることができる作品です。
    主人公のお母さんは女手1つで美容院を営んでいて、いつも忙しそうにしています。友達がお母さんに絵本を読んでもらってると知って、うらやましく思う僕。お母さんに絵本読んでもらいたいけど、忙しそうなお母さんを見て、なかなか言い出せず、結局読んでもらうのをあきらめてしまいます。
    そしてやってきた僕の誕生日。お母さんからのプレゼントはなんと絵本!この日はお母さんが寝る前に本を読んでくれます。でもお母さんは疲れてて途中で寝てしまいます。でもそんなお母さんを怒ることもなく、一緒にくっついてうれしそうにしている僕がとっても健気でなんだかジーンとします。
    子どもの気持ちに気づいて、それに応えようとしてくれるお母さん。いつも忙しいお母さんを受け入れて、してもらうことより自分でしようとする僕。2人の愛情がとっても感じられる素敵な絵本です。

    投稿日:2016/02/15

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    2
  • 毎晩、絵本よんでもらえるといいね

    絵本を寝る前に読んでもらいたいけど、お母ちゃんに読んでが言えないけんちゃん。
    読んでいくうちに、そこには家庭的な事情があることも見えてきました。
    お父さんがなくなっていて、おかあちゃんひとりでけんちゃんを育てているのです。

    そんな忙しいかあちゃんのことを人一倍けんちゃんは知っています。知りながらも絵本読んでほしいなというさりげないアプローチが健気で少し切ないです。

    でも、わかっているんでしょうね。幼いながらに母の苦労している姿を・・これくらいの子なら堂々とわがまま言って「絵本読んでよ!」と言ってもいいでしょうが、そんな気遣いが出来てしまうのですね。

    けんちゃんの誕生日のシーンも、終わるのをまだかまだかと待つシーンやケーキがなくても駄々をこねないけんちゃんに、少しくらい我儘いってもいいのになと第三者目線では感じました。

    きっと、まだ小さいからまだいいけれど、これから大きくなってきた時のけんちゃんが心配。
    お母さんもすごく忙しいし一生懸命頑張っている!!
    だけど・・毎晩の絵本の数分だけでも・・
    親子のスキンシップをとってあげてほしい!

    絵本なんだけれど、なんだか切にそんな思いにかられました。

    投稿日:2017/08/22

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    1
  • 絵本を読んであげる楽しみも出来た

    全ページお試し読みで読みました。
    とても良いお話で、一生懸命読みました。
    お母さんとぼくが描かれている絵の表情もすごく良いと思いました。
    昔風に言うと子どもは親の背中を見て育つとかそう言うことでしょうか。
    ぼくは絵本を読んでもらうことにとても憧れていますが、
    お母さんの一日がどれだけ大変なのかもわかっている。
    お母さんも忙しくても、やさしさをもって接しているのがわかります。
    明るくて、健気なお母さんと暮らすぼくは、とても幸せなんだなあと思いました。

    投稿日:2016/10/02

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    1
  • 泣けます!

    毎日一生懸命働くお母さんのことを気遣う子供がとてもいじらしく、かわいくて泣けます。毎日忙しくして子供の気持ちに気が付いてやれない自分がいたんじゃないかと反省しました。お母さんに読んでもらう絵本ってやっぱりいいですよね♪
    でもお母さんに読んであげようと練習するけんちゃんは愛情たっぷりに育っているんだなーと温かい気持ちになりました☆

    投稿日:2016/03/02

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    1
  • 泣けてくる!

    子どもって、親のことをよく見ていて、気づかないところで我慢したり気を遣ったりしているんですよね。なんだか泣けてくるステキな絵本でした。うちも毎日寝る前に絵本を読みます。赤ちゃんの時から毎日欠かさず。読まないと泣いて怒るのですが、私が調子が悪いときはしぶしぶですが「じゃあ明日は読んでよ」と我慢してくれます。うちの子はまだ思いを言葉で伝えてくれるので、子どもが読んでと持ってくるならいくつになっても読んであげたいと思いました。

    投稿日:2016/03/02

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    1
  • ふたりの気持ち

    すごいな。お母さんて何でもわかっているんだなあと思いました。
    本当はお母さんに絵本を読んで欲しいのに、
    なかなか言い出せない男の子の気持ち、
    分かってはいるけれど、働かなくてはいけないお母さんの気持ち…

    大人なので、両方の気持ちが分かりました。
    きゅんと切ない場面もあるけれど、
    最後は優しい気持ちになれる絵本です。

    投稿日:2016/03/02

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    1
  • 泣かせるなあ

    「かあちゃん、えほんよんで」
    って、言いたいのに、おかあさんが忙しいのがわかっているので言えません。
    大丈夫、絵本に興味がないから、とか、ひとりで寝られるから、と、強がりを言っても、その本心は…
    その心の揺れ動きが伝わってきます。
    そして、親子の関係に、思わず涙が出てきました。親が一生懸命働くことで、子どもがきちんと育っていることを痛感しました。
    絵が、なかなか素朴でいいですね。

    投稿日:2016/03/02

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    1
  • こんな親子になりたいな

    タイトルから、いい絵本なんだろうなーというのが伝わってきます。
    そしてやっぱりいい絵本!
    けんちゃんのけなげさがすてきですね。
    毎晩言いたいけど言えない想い。そんな想いをお母さんはちゃんと受け止めてくれていた。
    最後にお母さんに読んであげる練習をしているところもまたうらやましい。

    我が家は毎晩絵本を読み聞かせしていますが、こういう信頼関係を築けたらいいなと思いました。

    早く息子にも読んであげたいです。

    投稿日:2016/03/02

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