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たまごのカーラ」 大人が読んだ みんなの声

たまごのカーラ 作:風木 一人
絵:あべ 弘士
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2003年
ISBN:9784338180061
評価スコア 4.21
評価ランキング 24,017
みんなの声 総数 13
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6件見つかりました

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  • 子離れ

    この絵本を子育て時代に読むのと、わが子が巣立ってから読むのとでは、まったく違った気持ちになると思いました。
    ずっと自分だけを頼りにしていたわが子が、もう親の手は借りず自分で壁を乗り越えていこうとしている姿は、淋しい気持ちもあります。

    親は(特に母親)中身がカラッポになってしまったように思ってしまうけど、そんなことはないんです。
    親も生まれ変ったんだと教えてくれる絵本です。

    思春期のお子さんがいる方々におすすめです!

    投稿日:2014/11/23

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  • 考えさせられました

    「だれかのために生きる人生」「自分のために生きる人生」どちらがいいのかを考えさせられる絵本だと思いました。
    だれかのためだけに生きている人生だと、その人から「ありがとう」を言われないままだと、カーラみたいにむなしくなりそう。
    自分のためにだけ生きている人生だと、他人とのふれあいがなくて、むなしい人生になりそう。
    だれかのために生きながらも、じぶんのために生きる。
    両方を両立することが大切なんだなと感じました。

    投稿日:2013/08/08

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  • 「母親」への提言!?

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子20歳

    こ、これは、「母親」に対しての応援?
    みたいに感じました

    殻です
    とかげの子が生まれて
    「おめでとう。いいこ いいこ」

    黙って 行っちゃうと
    「わるいこじゃないんだ。そうのうち もどってくるよ」

    で、待っても来ないと
    「ずっと あたしが まもってやったのに
    ありがとうの ひとことも なしかい。
    あの おんしらず!」

    これは、大変母親を客観視しているような(^^ゞ
    育児を通して、こういう気持ちって
    あるのでは?
    我が子には無償の愛を・・・なんて思っているけど
    見返りは求めていませんか?
    って、問われていて
    それでいて
    カラがカーラに変身して
    人(他の生き物)がなんと言おうと
    マイペースでいろんなことを経験しちゃう!!
    なんでも挑戦

    そして、とかげに再会する場面で・・・

    最後のカーラの歌もなかなか哲学かも(^^ゞ

    どうぞ、一読してみてください

    投稿日:2012/01/25

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  • どちらかというと

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    絵がかわいくて、(あべ弘士さん)卵の殻が主人公?と思って借りてきましたが、読んでみると・・・大人向けかな
    なんか出産終わった後のマタニティーブルー状態の方が読んでも良いのかな・・・
    怒りが手になり足になり、冒険までしてしまう行動力に、生命力の強さを感じます
    現状の厳しさに負けないことが、幸せにつながっていく・・・そんな示唆をこの絵本から読み取れたような気がします

    投稿日:2010/04/25

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    1
  • 生きると言うこと 前を向いてね

    たまごのカラは 赤ちゃんを産んだのです 
    トカゲの子どもはトコトコ歩いていってしまいました
    たまごのカラは 自分からうまれた トカゲを愛し「おめでとう いいこ いいこ」というのですが・・・・ 
     トカゲは戻らず 怒ります「ありがとう」の一言も言わずにいったことに腹を立てていたのです 
     
    でも気分を切り替えて 歌って一人旅にでるのです
    なんだか 母親が 子離れしたときのようですね

    旅でゴミ扱いされまた怒るんですが・・・
    いろんな体験をして、 トカゲがおぼれているのを助けるカーラ

    母親ですね  トカゲはカーラを母親とは知りませんがね

    でも 吹っ切れたんですね  子離れした カーラ

    こんなふうに 前を向いて生きることが大切ですよとカーラは教えてくれました

    投稿日:2017/06/30

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  • 奥が深い

    色々な方とコラボされている風木一人さん。
    あべ弘士さんが絵を添えているのですが、
    化学反応というのか、あべさんの新境地を見た印象です。
    題名にまず惹かれました。
    うーん、なるほど。
    つやつやお肌のような容姿に納得。
    そして、冒頭から衝撃的な展開が!
    たまごのカラから、無事トカゲの子(!)が生まれますが、
    お礼も言わずにさっさとどこかへ行ってしまうのですね。
    その腹立たしさをエネルギーに(?)、カラはカーラと名乗り、
    たくましく生きていくのです!
    このあたりから、子離れした母のたくましさが感じられます。
    自然界で生き抜く姿は、あべさんの絵が得意分野とするところ。
    その迫力や美しさは逸品です。
    ラストでは、まさかの再会。
    その潔さがかっこよく、子の言動にもジーン。
    実に奥の深い作品。
    小学生くらいからでしょうが、思春期の子どもたちや大人にも、ぜひ。

    投稿日:2017/06/01

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