読み終えて数字で頭が一杯になりましたが、なにより印象的だったのは、妹とママとの会話。
「ひとつ えらんできて いいわよ」と言うママに、「3つよね?」「2つじゃなかった?」と うそぶく妹。「なんにも なしっていうのは?」というママの応戦に、「では、ひとつでは どうでしょう」「そうね、ひとつっていうことで」と、とりあえず、もともとの一つは確保。妹は、なかなかのチャレンジャーです。
この子は将来、どんな大人になるでしょう?お店の人とやりとりして、とってもお買い物上手になりそうな予感。そして、数字にも強くなりそうです。とにかく、とても賢い妹だと思います。そして、買ってもらった12枚のシールを家に帰る途中にペタペタとその辺に貼ってしまうところが、なんだかカワイイのです。可愛げのある大物になるんじゃないかなーと思います。
ウイットの効いた会話と たくさんの数字を楽しむ絵本です。