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だるまちゃんとにおうちゃん」 大人が読んだ みんなの声

だるまちゃんとにおうちゃん 作・絵:加古 里子
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:2016年12月21日
ISBN:9784834083033
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,502
みんなの声 総数 17
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8件見つかりました

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  • だるまちゃんの姿のみならず文章も、多くのだるまちゃんファンの成長にあわせて作られています。小さい子どもには難しいのですが、だるまちゃんシリーズの一冊として準備しておきたい絵本です。表紙では怖い表情のにおうちゃん、絵本の中で見せる笑顔がチャーミングです。だるまちゃんたちの伸びやかに遊ぶ様子に懐かしさを感じました。

    投稿日:2017/01/02

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  • 勝負がつかない面白さ

    お寺の子どもたちと遊んでいただるまちゃんが、お寺の和尚さんの孫、におうちゃんといろんな勝負をして遊ぶ話。

    2014年刊行。著者が戦後、体験した黄檗山萬福寺の様子や当時の思いなどを作品に込めた、という。
    少年2人が、無邪気にいろんな遊びで勝負をし続けるのだが、なかなか勝敗が付かない。もう1回、もう1回と、どんどん勝負にのめりこんでいく様子は、少年漫画などでお馴染み。遊びを楽しんでいるだけであり、決して因縁の対決でもなく、戦争でもない。ゲームだ。

    松ぼっくりつかったスコアは野球の試合を思わせる。
    途中で和尚さんも参加。至って平和な世界が展開される。
    きっと、戦争を体験した筆者は、大人も子どもも一緒に遊べるような、平和で豊かな世の中を切に願ったことだろう。
    腕相撲や、にらめっこ大会なら、どれだけ戦っても誰も死なない。勝っても負けても、どうってことない。だからいいのだと思った。

    投稿日:2022/04/18

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  • 強面のだるまさんとにおうさんが睨み合う、迫力満点の表紙。
    でも、この二人、子どもです。におうちゃんは、お寺の和尚さんのお孫さんです。

    この二人が、どちらが強いか決めるために、色々な対戦遊びをします。「え!?まだあるの?」と言うぐらい、次から次へと出てくる遊びですが、面白いのが、そのかけ声。

    「はっけよい、のこったのこった」から始まって、「うんとこせー、やっとこやー」「ちっちくちっちくちっちくちー」と、そのヴァリエーションの多さに驚き、日本語の「音」の楽しさを再認識しました。
    民俗学の資料にもなりそうだと思いました。

    ほほー、と感心しつつ、新しい遊びを見つけられる一冊でした。

    投稿日:2022/01/24

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  • 勝負

    だるまちゃんと、におうちゃんの対決の方法が描かれているので

    遊びの参考になって、遊び道具を使わなくても昔からの遊びが

    懐かしくてよかったです。

      すもう・ぼうおし・つなひき・うでぐみずもう・けんけんずもう・

      しりずもう・あしずもう・うでずもう・ゆびずもう・にらめっこ・

      はっぱずもう・、まつぼっくりつみ・

    お金のかからない遊びが、やっぱりよかったなあと思いました。

    【事務局注:このレビューは、「だるまちゃんとにおうちゃん」こどものとも 2014年7月号 に寄せられたものです。】

    投稿日:2019/11/18

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  • 日本の絵本。

    「だるまちゃんシリーズ」を読むと,この昭和感漂う味わいあるイラストと,登場人物たちに日本ならではを感じます。
    まさに日本の絵本ですね。
    この味わい,これからも読み継がれていってほしいな〜といつも読むたびに思います。

    投稿日:2018/07/16

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  • お寺の広場での遊び

    かこさとしさんの思い出の光景を基に、描かれた作品です。
    だるまちゃんとこどもたちがお寺の境内の広場で遊んでいる光景ですね。
    松の木があるだけですが、松ぼっくりなどだけで、こんなに豊かな遊びがあるのですね。
    におうちゃん?
    ええ、お寺の和尚さんの孫で、体が大きいので、仁王ちゃんという呼称だとか。
    におうちゃんが参加することで、だるまちゃんとの力比べ、と遊びが広がります。
    相撲、棒押し、綱引き、腕組み相撲、けんけん相撲、手たたき相撲、
    尻相撲、足相撲、腕相撲、指相撲、にらめっこ。
    もちろん、最後は和尚さんも加わって、さらにラインナップが増えます。
    ちょっとした遊び図鑑としても価値有りです。

    投稿日:2018/04/29

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  • お寺のお孫さんがにおうちゃんなんですね!

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    本来だるまちゃんって手も足もないはずなんですけれども、まあそんな細かい事は抜きにして楽しめた作品でした。巻末の作者の言葉に若干ホロリ。最近はこの絵本のような子供が大勢で遊ぶような光景はあまり見られなくなりましたよね…。

    投稿日:2017/05/15

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  • いやはや、もう、いいとかわるいとかじゃないです。
    加古さんが新作を描いてくださるというだけでもう
    涙が出ますね。本当に。
    月刊絵本では、作者のことばが付録で読めるので
    これがすごくいいんです。
    ハードカバーになるとないですからね。
    この言葉がまたいい。
    戦争を体験したからこその重み。
    そして、この絵本はその戦争のときの気持ちを
    癒したお寺を舞台に描いたとのこと。
    もうね、重みが違うわけですよ。すべての。
    戦争反対とか言うことの重みが違う。
    今でも新しいものを発信し続けてくださる
    加古さんに感謝です。
    この絵本では、だるまちゃんとにおうちゃん
    (におうちゃんっていうキャラが微妙ですが
    もうそんなこと関係ない!)
    が力比べをするのですが、その比べ方がなんとも
    素朴で、でも、今だって十分楽しめるゲームで
    心がほっとしますよ!
    すぐに血がぶしゅーとか出る闘いとか
    そんなものとは無縁です。

    【事務局注:このレビューは、「だるまちゃんとにおうちゃん」こどものとも 2014年7月号 に寄せられたものです。】

    投稿日:2014/07/17

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