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いわたくんちのおばあちゃん」 大人が読んだ みんなの声

いわたくんちのおばあちゃん 作:天野 夏美
絵:はまの ゆか
出版社:主婦の友社
税込価格:\1,650
発行日:2006年08月
ISBN:9784072533048
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 66
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大人が読んだ みんなの声から

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32件見つかりました

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  • 読み語りの時は、さらりと優しい風のように

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    少し前で、ナビのお薦めに載っていたような気がして、探してきました。
    絵は、どこかで見たことがあると思ったら、村上春樹さんの「13歳のハローワーク」のイラストを担当された「はまのゆか」さんでした。

    正直、冒頭の何ページか(いわたくんと主人公「ぼく」との関係性を説明する部分)は「…?」と思わなくもなかったのですが、
    いわたくんのおばあちゃんが登場するあたりから、物語は本筋に入っていきます。

    そして、最後の後書きのページを開いて、涙が止まらなくなりました。
    「本当の話だったんですね」
    こんな家族の写真を持っていたら、写真を撮りたくなくなる気持ち、わかります。

    読み語りとして使うと、少々長い気もしますが、
    読んだ後、悲しみや暗い気持ではなく、未来への「想い」を感じることができる作品なので、高学年の子どもたちに読んでみたいと思いました。

    ただ、感情を入れ過ぎると、泣けちゃうと思うので、
    さらりと伝える優しい風のような読み語りを心がけたいです。

    読み終わった後の気分は「すみれ島」を読んだときと似ています。

    投稿日:2010/07/02

    参考になりました
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    12
  • 一枚の写真の重み

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    広島の原爆の実話に基づいた作品。
    「ぼく」の友だち、いわたくんのおばあちゃんは写真を撮られるのが嫌いなのです。
    何気ない普通のエピソードから、やがて、いわたくんのおばあちゃんの実話が語られます。
    いわたくんのおばあちゃんは、広島の原爆からの生還者。
    でも、両親、3人の妹を亡くしていたのです。
    残ったのは、原爆投下の数日前に撮影した家族写真だけだったのです。
    平和学習での話、というスタイルのため、子どもたちにも共感してもらえそうです。
    何より、本物の写真が添えられていることが、リアリティそのものとして
    胸に迫ってきます。
    「ぼく、おとなになっても、戦争せんよ。ほんとよ。」
    の文章が、とても力強いです。
    平和学習の資料としてもお薦めです。

    投稿日:2010/08/23

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    6
  • いわたくんちのおばあちゃんは車いすに乗って、「平和学習」の日によく学校でみんなの前で、話してくれましたね(話をしたのは、いわたくんのお母さんーおばあさんの娘さんです)
    有り難うございます!!

    広島で原子爆弾の被害にあった日のことを涙なしには語れないでしょうね。

    一瞬の原爆で、お父さん、お母さん 妹三にんが 焼け死んでしまい、お母さんと妹の着ていた洋服の布を抱きしめて泣いている、ちつ”こさんの悲しみを思うと、心が締め付けられます。

    その悲しみを乗り越えて生きてこられたいわたくんのおばあさん、そして戦争のむごさを、平和学習でみんなに伝えて話してくださるなんて・・・・・

    あとがきを読んで、作者の天野夏美さんの「戦争なんてずっと昔の話」なんて思わんでね。 ひょっとしたら、「未来の話」になるかもしれんのよ。 「未来」、それは、きみたちみんながつくっていくものだからね(天野さんの 心からの 未来をみすえた メッセージですね)

    本当にあった辛い話を語り継いで 二度と悲しい戦争を起こさないでほしいとメッセージを送って下さってます!

    ぼく、おとなになっても 戦争せんよ。 ほんとよ。

    いわたくんもぼくも、そして 平和学習で話を聞いた、小学生のみんなが、戦争せんよと 知らないみんなに伝えていって下さい!

    戦後65年の今、核兵器廃絶の声が広がっている一方で、今もなお、核兵器が存在して、戦争をしている国があるのです。

    悲しい事実です

    天野さんは、子供たちの心 恐怖や不安より、優しさや希望を伝えたい。(この本を読んで天野さんの優しい思いを知りました。感謝します)

    この本をたくさんの人に読んでほしいと思いました!!

    投稿日:2010/10/22

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    5
  • みんなの前でよめるでしょうか・・・

    • ひかりひまわにさん
    • 40代
    • ママ
    • 長野県
    • 女の子12歳、女の子10歳、女の子8歳

    まだ、子供達にはよんでいません。一人全ページ立ち読み企画で
    読んでしまい、涙している私です。
    夏休みが終わり、なんとなく戦争を思い出させるニュースを見てきた
    子供達に何か・・・と探していたところでした。
    戦争を体験してきた方々は普段何もなかったように、過ごしています。
    でもなにかしら傷を抱え、生活の端々にでてきて、ふと「ああこの方は戦争体験者なのだなあ」とあらためて思うのです。
    いわたくんのおばあちゃんがまさにそうです。
    そして子供達に身近なひとも同じなんだということを
    感じられる、これはそんな1冊ではないでしょうか。

    朝なのであまり重くはなりたくない、でも伝えたい。
    いつもそう思いながら、なかなか手のつけられなかったのは、
    読んで自分が先にないてしまうから。
    たぶん又泣いてしまいそう・・でもがんばって読んでみます。

    投稿日:2010/09/14

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    5
  • 心が苦しい

    • AAさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子9歳、女の子6歳

    絵本ナビさんでとりあげられていて、いわたくんのおばあちゃんがなぜ家族と写真を撮りたがらないのかということが知りたくなって図書館で借りてきました。
    まず自分で読んでみたら、もう涙がはらはらと止まらなくなりました。
    戦争の話とは知っていたので覚悟はしていたのですが、この本を通して月並みではありますが、戦争の残酷さ、平和の尊さを強く感じました。
    ついさっきまではいつも通りのふつうの生活をしていて、それが永遠に続くのがあたりまえと思っているのに・・・一瞬にして、と思うとたまらなくなりました。
    目を覆いたくなるような残酷な描写の絵はありません。むしろ優しい感じの絵です。
    ただ、淡々と事実が語られていくのに徐々に苦しくなって、悲しい涙が止まらなくなりました。

    このお話は実話です。
    直接的な被爆体験をではなく、1枚の写真を通じて戦争を語られていくところが今までになく心につきささりました。

    本当は、子供に読み聞かせをしてから感想を投稿しようと思っていたのですが、理由はよく分かりませんが今すぐに読めないので私だけの感想です。
    小学高学年以上くらいには十分理解できると思うので、広くいろんな人にオススメしたいと思います。

    投稿日:2010/09/30

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    4
  • 真実

    はまのさんの絵がとってもやさしく、空気を含んでいるので自然にお話にはいりこめました。戦争、平和についてのほんですが、それだけにおさまらず、真実の重みというか、みな生きてきた歴史がある。足跡がきちんとあって、そうしていま、ここに立っているんだというきもちになりました。私も広島出身なので、原爆の勉強は授業でよくとりあげられます。しかしほとんど知らないことばかりです。本気で向き合わないといけないとおもいました。

    投稿日:2013/11/24

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    2
  • 原子爆弾

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    広島に原子爆弾が落とされたといういわたくんのおばあちゃんの体験が語られます。
    このお話は実話をもとにしたというのでより感じるものがありました。
    家族写真を撮った後に原爆が落とされ、生き残ってその家族写真を見ることができたのはいわたくんのおばあちゃん唯一人だけ…。それ以来、人といっしょに写真にうつることをしなくなったというおばあちゃん。悲しいです。
    「ぼく」も言っていましたが、おばあちゃんがみんなと幸せに写真にうつる日が来てほしいです。

    投稿日:2014/10/29

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    1
  • 大人にも子供にも!

    現実に日本であった出来事で,絶対に風化させてはならない出来事で,次世代にも引き継いで話しておかなければいけない出来事で。
    私もそうですが,戦争を知らない世代が平和を考えていく上で,とてもわかりやすく描かれた絵本だと思いました。
    泣けました。
    大人にも子供にも(小学校中学年くらいからは理解できるでしょうか)読んでほしい絵本です!
    おばあちゃんの家族写真を撮らない気持ち,すごく伝わってきました。
    切なくて悲しい内容ですが,優しい絵本でもありました。

    投稿日:2014/09/22

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    1
  • 戦争せんけえね。

    全頁試し読みで読みました。「あの瞬間、おかあさんは、とっさに小さなわが子をその胸にかばったのでしょう。強く強く抱きしめたのでしょう。」もう涙が止まりませんでした.。「家族みんなで、写真を撮ったあの日。でも写真をみることができたのは、ちづこさんただひとりだったのです。」
    「戦争せんけんね。」いつまでもいつまでも残したい言葉です。言葉の重さを感じました。

    投稿日:2014/09/18

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    1
  • “ぼく”の言葉

    いわたくんちのおばあちゃんは、
    家族と一緒に写真を撮りたがらない。

    家族みんなで写真を撮ろうとすると、「いやーよ」って言う。

    その理由を知っているよ、と
    いわたくんの友達、この絵本の主人公である“ぼく”が語りだす・・・。

    物語が非常に分かりやすく、
    まるで目の前で話を聞いているような気持ちになります。


    途中から、あまりにも辛い内容に 涙がこぼれました。

    でも、これは本当の

    信じられないけれど、
    ほんの少し昔に日本で起きた、本当の出来事なんですよね。


    どうして、こんなにひどいことが起こったんだろう。

    誰が、こんなことをしようって言い出したんだろう。

    いわたくんのおばあちゃんの他にも、
    同じおもいをした人が、きっと沢山沢山いたはず。


    最後ページに書かれている、“ぼく”の言葉。
    私も、“ぼく”と同じ気持ちです。

    投稿日:2013/11/30

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