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こんこんさまにさしあげそうろう」 大人が読んだ みんなの声

こんこんさまにさしあげそうろう 作:森 はな
絵:梶山 俊夫
出版社:PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!
税込価格:\1,282
発行日:1982年
ISBN:9784569586007
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,458
みんなの声 総数 20
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  • 冬場に食べ物を探し回る母狐のお話。

    1982年刊行。2012年時点で、代34刷発行。

    個人的に思い入れの深い一冊。
    小学校2年生の時、「学校の図書室のつかいかた」の授業があった。一人一冊、本を読んで感想を書く(発表する)という内容だった。私はこの本を選んで読んだが、時間内に読み切れなかったことを今でも覚えている。

    中年になってからふと思い立ち、読んでみた。
    ロングセラー絵本になっていて、ビックリした。
    お話の内容は、飢えた母狐が、子ぎつねに食べ物を与えるために冬の野山を探し回り、人里にまで降りてくる。
    しかしとうとう食べ物が見つからず、途方に暮れている時に、「のせぎょう」という行事でお稲荷様に捧げられたお供え物を得ることができ、親子の狐は助かる、という内容。

    そんなハードな内容だったとは思わなかった。
    当時はどんな気持ちで読んでいたのだろうか。
    大人になってから読むと、自然の厳しさや、人々の温かさ、里山での生活についてなど、いろいろと思うところがある。
    小学生の時分ではわからなかっただろうなあ。

    大胆な絵がユーモラスではあるが、なかなかしんどい内容で、印象に残った。
    野生動物も人間も、幸せに共存して欲しい。

    投稿日:2024/05/17

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  • 野施行

    ずっと気になっていた作品です。
    『じろはったん』という児童書で有名な、森はなさんの作品。
    野施行という風習を織り込んだおはなしです。
    寒中、食べ物に困ったキツネからの被害を防ぐために、
    油揚げなどの食べ物を供える風習を、
    キツネの親子の視点から紡ぎます。
    雪が続いたある日、お腹を空かせた子ギツネの様子が切ないです。
    必死で食べ物を探すかあさんギツネの姿も痛々しいです。
    民家からニワトリを、というくだりでドキッとしますが、
    そう、生きていくためなんですね。
    そんな中、救われたのが、大寒の晩の野施行。
    人間にとっては、被害対策でしょうが、その心根にほっこりです。
    まさに、共存の心。
    ずっと伝えられてきた風習、小学生くらいから、しっかりと受け止めてほしいです。

    投稿日:2021/01/11

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  • 「のせぎょう」って、なにかな?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子12歳

    梶山さんのきつねの絵が可愛いな〜と思って、図書館で借りてきました。
    なので、この絵本で取り上げている「のせぎょう」という1つの行事のことも、言葉としては全く知りませんでした。
    ナビの皆さんの評価は5つ☆と高かったのですが、
    私にはこの内容で、「のせぎょう」のことがあまりよく理解できませんでした。
    「のせぎょう」の説明文だけ、人間の子どもの側からになっていて、
    きつねの母親が「のせぎょう」のおかげで食べ物にありつけたことをありがたがるくだりがどうも腑に落ちなくて……。
    読み手として、気持ちがどっちつがずになってしまいました。
    できたら、きつねの立場で自然界に生きるむずかしさを見せることで統一するか、人間の側からの目線にするかどっちかにしてほしかったです。

    でも、この絵本を読んだことで、「のせぎょう」について考える切っ掛けができました。

    投稿日:2012/05/20

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  • 伝統と思いやり

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    たぬき、きつね関連の絵本を探してて
    「こんこんさま」という呼び名に惹かれて
    お借りしてきました

    課題図書や大賞受賞作品なんですね?

    寒い冬で、お腹をすかしているこどもを
    思う母きつね
    なかなか獲物を捕らえることは出来ず
    なんともかわいそう・・・

    でも、なんと!
    狐から家畜を守る
    防衛策なのでしょうが
    「のせぎょう」というお祭りに
    それも、子ども達が提灯を持って行う
    という風習を行事にしたのでしょうか
    それに助けられます

    素晴らしいことだと思います

    「のせぎょう」?って何だろう?と思うと
    弟がお兄ちゃんに聞いて
    ちゃんとお兄ちゃんは説明してくれます

    そうやって、思いやりの気持ちとかを
    伝えていくのだと思うのです
    伝統って、すごいことです

    それには、子どもの力って
    必要不可欠

    母ぎつねは、まずは子どもに食べさせ
    子狐もちゃんとおかあさんに勧めます
    思いやりは伝わるものです

    素敵な絵本にめぐり合いました

    投稿日:2011/03/06

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  • のせぎょう・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    昔の人の自然との共存の知恵を思い知る作品でした
    今の私たちの日常では、次元は違いますが、野良猫にエサを上げたことでも裁判になってしまう時代ではとても肩身の狭い生活を動物たちはしているのでしょうね
    どれも人間を中心に考えてきた結果としか言いようがありませんが・・・
    もう一度私たち人間も、自然の産物のひとつで、決して特別ではないと気づくときがきたんでしょう

    お供えを持ってきた、子供の言葉に胸が熱くなりました
    これから寒くなるこの季節に、親子で読むオススメの絵本です

    投稿日:2010/11/18

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  • 冬 雪がたくさん降ると 山に住む動物は 冬眠したり 春を待つのです。
    キツネの親子も洞穴の中で おなかをすかせてお母さんキツネは、小ギツネのために 寝かせてから 食べ物を探しに行くのですが・・・・・

    人間の家のにわとりを とろうとしましたが、犬にほえられて・・・・
    池の水も凍っています。
    魚もいません 
    お母さんキツネは 必死です!

    そんなとき のせぎょうの太鼓が聞こえ「こんこんさまに さしあげそうろう」
    といって キツネのために、あずきめし あぶらあげ かわじゃこを置いてやるのです。
    このならわしは 人間が きつねと共存しながら 生きていく知恵を子供に伝えているのに感動しました

    大寒の一番寒い日に 食べ物を分けてやると言う 習わしは、今でも言い伝えられているのでしょうか?

    おかげで 小ギツネは 美味しいものを食べられたのです!
    お母さんキツネも すごいな〜と感動しましたが 
    人間も又 こうした 共存する生き方を守り続けていって欲しいと思いました
    子守うたが 良いですね 
    梶山さんの絵も郷愁を誘う 絵でした

    読み聞かせにも良いな〜と思いました!(冬の寒い時に)

    投稿日:2010/08/24

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