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雪女」 大人が読んだ みんなの声

雪女 絵:伊勢英子
訳:平井 呈一
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2000年
ISBN:9784039637406
評価スコア 4.59
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  • 『雪女』はいうまでもなく小泉八雲の代表作のひとつです。
     この絵本では小学生でも読めるように平井呈一さんが書き改めた文がついています。
     絵は伊勢英子さん。(2000年に出た絵本なので、伊勢さんは漢字表記になっています)
     物語はある寒い冬の夜から始まります。
     二人の木こりがひどい吹雪にあい、小さな小屋に逃げ込みます。
     そこに雪女が現れ、年老いた木こりは凍え殺されます。
     もう一人の木こりは若かったので、命は助けられますが、
     見たことは絶対公言しないことを約束させられます。
     その翌年、若い木こりは道で若く美しい女と出会います。
     木こりは女を家に連れて帰り、やがて二人は結婚します。
     子供が10人も生まれ、これほどの仕合せはないと思っていた矢先、
     木こりはつい女に昔見た雪女の話をしてしまいます。

     もうおわかりでしょう。
     この女はあの時の雪女だったのです。
     約束を破った報いで女は家を出ていきます。
     仕合せ過ぎて、ふいと曲がったその先に不幸が待ち受けている。
     この怪談話は雪女が怖いのではなく、
     そんな人生のありようが怖いことを教えています。
     伊勢英子さんは雪女を凛とした美女として描いています。

    投稿日:2023/07/30

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  • 雪女は忘れられない作品です

    私が雪女を初めて読んだのは小学生時代です。当時、私の勉強机の上には小泉八雲さんの本があるだけでした。私は雪女を読んだ時、神秘的な不思議な世界に魅了されました。そして雪女が好きになり、雪女に会いたいと心から思うようになりました。まさに物語の世界に溶け込んでしまったわけです。そしてそのことが、私の文学に対する憧れになったのです。私が20代の頃から今日に至るまでずっと詩を書き続けることができたのは雪女のおかげです。私にとって雪女は忘れられない作品です。

    投稿日:2021/01/05

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  • 小泉八雲の 奇談に引き込まれて 読みました

    言葉の美しさ  情景が 見事に見えてきます

    伊勢英子さんの絵も 非常に 幻想的で 美しいのです
     
    雪女の怖い〜  透き通るような 美しさに 魅せられます

    雪女は 恐ろしい目で巳之助に 冷たい息を吹きかけようとして 思いとどまるのです    これは 何を意味するのでしょうか?

    そして ある時 美しい娘と 山道で出会い 結婚し 10人の子供が生まれるのです

    周りの百姓たちは 不思議に思いました  

    10人の子供を産んだ お雪が 美しさが 変わらず 他の百姓女とは明らかに 違うのです

    しゃべっては いけないという 雪女の約束を 忘れて、巳之助は18歳の時の山小屋での体験を  お雪に語ってしまうのです   

    しかし お雪は 巳之助の命は取らず 10人の子どもをしっかり育ててほしいといって  姿を消すのです

    母親になった 雪女の 執念が見事に描かれています

    コワ〜イ お話ですが 切ない お話でもあります

    小泉八雲の奇談のすごさ 伊勢英子さんの 美しい絵が見事にマッチしている絵本です

    大人向きの絵本ですね

    投稿日:2019/01/28

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  • 大人向け雪女ですね。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子13歳、女の子8歳

    市内の読み聞かせグループの集りの時に、ほかの小学校読み聞かせをしている方が紹介していて、そういえば大人になってから「雪女」は読んだことがないな。と思って、図書館で見つけてきました。

    絵本で「雪女」の作品は検索するといくつかありますが、この絵本(イラストが伊勢英子さん)に限っては、幼児よりはむしろ中高生や大人向けの作品に仕上がっているように思います。
    表紙の絵も氷のような白い女の人の肩から上が描かれていて、不気味な感じが醸し出されていますし、原作が小泉八雲もなだけに、北国にのこわい昔話。というよりむしろ、雪女の恋物語にメインを置いているので、小学生くらいの子には難しい印象を与えてしまう気がします。

    伊勢さんの描く、主人公の巳之吉(みのきち)が超イケメンなので、それが絵本のすべてではありませんが、興味のある方は要チェック!
    こんなイケメンなら、雪女も惚れてしまうかもと、納得でした。
    また、このお話では雪女が巳之吉ともうけた子どもの数が、男女合わせて10人と記されていて、そこにもびっくりしてしまいました。

    投稿日:2009/02/25

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