アルツハイマー病になったおばあちゃんのお話です。
最近は身近な病気として当たり前になってきたせいか、絵本でもこういった内容を取り上げている作品が多くなってきたようです。
やはり「アルツハイマー」という病気に限定していえることではなく、広く『認知症』患者との付き合い方を描いてくれている気がします。
クロード・K・デュボアさんの絵の感じは色合いはソフトですが、線ははっきりしていて、ものの形がよくわかりました。
ただ、病気になってしまってからのおばあちゃんのしぐさや表情が妙に生気がなくて悲しげなのが、(個人的には)リアルすぎてちょっと引っかかりました。
うちの下の子などはこういうのを気にするたちなので、うちの下の子のように感の強いお子さんにはあまりお勧めしたくないです。
もちろん、病気や患者との付き合い方や気持ちの持ち方などは参考になるので、身近な方がご病気になったりして不安がある方などが手に取ってみるといいかもしれません。