「2ひきのカエル その ぼうきれ、どうすんだ？」 大人が読んだ みんなの声

一本の棒きれを持っているカエルに、他のカエルが尋ねます。
「なんでまた、そんなぼうきれかかえてるのさ？」

それから始まる言葉のかけあいが、とても機知に富んでいます。
そして、「備えあれば憂いなし」ということわざがあるけれど、そのことわざ通りの展開になっていますね。

最初図書館で見つけて、借りないつもりで読んだのですが、あまりにおもしろくて、借りて帰ってきてしまいました。
そして家で改めて読んで、やっぱり借りてきて良かったと、満足しています。

カエルの絵がとても印象的な絵本でした。実はカエル好きなんで、結構、気に入っています。
この絵本を読んで、子供がボーイスカウトに所属していたころのことを思い出しました。ボーイスカウトのモットーに、「備えよ、常に」があります。そのモットーを地で行くような話だったからです。
心配が、その心配を現実にしているという気もしないでもないですが、マジかよ...と苦笑いしちゃうような展開に、いい落としどころかなと思いました。

表紙の向き合っている２ひきのカエルの表情に惹かれ、手に取りました。
ぼうきれをめぐり、２ひきのカエルがああでもないこうでもないと話をするのですが、そんなことをしている間に、大変なことが起こるのです。
まるでコントみたいなお話。あんなに役に立ちそうもなかったぼうきれに助けられるなんて！大人が読んでも面白かったです。

2ひきのカエルを読ませて頂いて、とても感動しました。これはあまりにも面白いお話です。我が家の庭にはカエルが住んでいます。ベンチで休んでいると、カエルが現れて、じっと何か考えているのかなと思うことがあります。それだけにこの本はひじょうに関心がありました。このお話の2ひきのカエルはとても可愛くて、楽しくて、ストーリーの虜になってしまいました。最高です！

２ひきのカエルが池の真ん中で話し合っています。
ボケとツッコミの漫才のようです。
いっぴきのカエルが持っている棒は、何の役に立つのでしょう。
あり得ないことのために役立てようとするカエルと、それを馬鹿にする一方のカエルですが、思わぬ災難から身を守ることができました。
備えは必要でしょうか。