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モモ / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」 大人が読んだ みんなの声

モモ / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 作・絵:ミヒャエル・エンデ
訳:大島 かおり
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1976年09月24日
ISBN:9784001106879
評価スコア 4.69
評価ランキング 2,031
みんなの声 総数 15
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大人が読んだ みんなの声から

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12件見つかりました

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  • 大人にもおすすめ

    エンデらしい作品です。映画にもなったけど、時間のつかいかたを考えさせられる作品で、大人にもおすすめの本です。私は中学生から読んでいましたが、むしろ社会人が読んだほうがいいのではないかと思います

    投稿日:2011/02/12

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  •  児童文学には超ロングセラーといえる名作が多い。
     例えば、モンゴメリが書いた『赤毛のアン』は1908年に発表されて作品ですでに1世紀が経っているが、今でも人気が高い。
     こういう作品が多いせいか、なかなか新しい名作が生まれる余地が少ないともいえるが、ミヒャエル・エンデの『モモ』だけは別格のような気がする。
     発表されたのが1973年、日本での初版が1976年と比較的新しい作品である。
     それでいて、今では古典のような風格さえあって、人気が高い。
     最近でも子どもたちにこの作品を薦める多くの記事を目にする。

     テーマとしてはわかりやすい。
     忙しさで心の中の大切なものをなくしている現代人への警告が主要なテーマであろう。
     副題にも「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」とある。
     ただこの物語が新しい児童文学の古典としての価値を認められるようになったのは、そのテーマ性だけではない。
     主人公であるモモの魅力もあるだろう。あるいは、彼女を助けるジジや子どもたちといった脇役の魅力もあるだろう。
     もしかしたら、時間どろぼうである灰色の男たちの造形にも一因があるかもしれない。
     この作品が長く子どもたちに読まれているのは、なんといっても追いかけ追い詰められる冒険活劇のようなストーリー仕立てではないだろうか。

     後半、時間どろぼうに一人立ち向かうモモの活躍といえば、子どもたちが夢中になって読むにちがいない。
     そう、時間を忘れて。
     もしかしたら、『モモ』こそ子どもたちの時間どろぼうだといえないことはない。

    投稿日:2020/05/05

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  • 人生の友

    私が個人的に、子どものうちに読んでおいた方が良いと思う本が何冊かあるのですが、これは同じエンデ作の『はてしない物語』と並ぶその一冊です。
    読むたびに発見があります。
    昔、図書館でこの本に関する子安美智子氏の研究書を偶然見つけ、よりこの物語を深く楽しむことができるようになりました。

    私はこの本に出てくるカシオペイアというカメがとても気に入っています。
    自分自身の中に時間を持つため、周りに決して左右されることなく突き進んでいく、主人公モモの強力な味方です。子どもの頃は、カシオペイアがいるおかげで、たったひとりで大きな問題に立ち向かわなければならないモモがひとりぼっちになることがなく、読んでいて安心感があったような気がします。
    それから、モモの友達の老掃除夫の台詞を心に留めていた時期もありました。
    その時々で、自分の心に引っ掛かる場面がそれぞれにあり、それがまた楽しみでもあります。

    今、何度目か忘れましたが、本当に久しぶりに最初から最後まで通して少しずつ楽しみながら読んでいるところです。

    投稿日:2020/04/30

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  • 我が子にすすめたい本!!

    ある雑誌の特集で東大生が小学生の時に読んだ本に,こちらのミヒャエルエデンの「モモ」が載っていました。
    私は子供の頃あまり読書が好きなタイプではなかったので,「
    モモ」を知ったのは大人になってから。
    小学校高学年の頃にこういう本を読んでおけばよかったと思いました。我が家の娘には高学年になったらぜひともすすめたい1冊に思っています!!

    投稿日:2018/10/17

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  • ザ・ファンタジー!

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    知っているけれど読んだことのなかった本、読んでみました。おもしろかった!ミヒャエル・エンデ、天才!!と興奮しながら読みました。いいですね、ファンタジーは。今のこの世界が舞台ではないのですが、説明が上手なのですぐに物語の世界へ入り込めました。でも、子どものころに読んだらもっとわくわくドキドキ出来ただろうなぁと思ったので、自分の子どもたちには読める頃になったらさりげなく勧めたいです。

    投稿日:2017/03/05

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  • 時間

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳、女の子0歳

    聞き上手な女の子モモ。みんながモモを必要とする理由はわかるような気がします。
    時間というものについて考えさせられますね。
    私は時間は限られたものなのでいかにうまく使うかを考えてしまいます。のんびり生きるのもいいとは思うのですがなかなか難しいです。
    少々説教臭く感じ、好みの問題でしょうが私はあまり好みではありませんでした。

    投稿日:2014/05/20

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  • 気付くことが大切

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     「ある時間を貯蓄銀行に5年間預け入れさえすれば、同額の利子を付けて2倍にする」・・・エンデは、作中に灰色の銀行外交員を描きました。これは「時は金なり」を思い切り皮肉っています。お金を持てば幸せか?時間を持てば悠々自適か?夢があれば貧乏を厭わないか?命を金で買う世の中は正しいか?等々とね。
     何が正しくて、何が間違いか、世の中の矛盾という矛盾を、「モモ」の周囲の人間の口から次々につむぎださせるこの物語は、もはや小説を通り越え、鏡に映った鏡の世界=超リアルな虚無の現実だと思えてならないのです。
     めでたしめでたしではない「モモ」。今起きても不思議ではない話。気付くことが大切なんだと、今頃気付いた私です。感謝

    投稿日:2014/05/05

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  • 友人に勧められました。

    • 橘朔夜さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    高校の時に友人に「指輪物語」と強烈にプッシュされました。
    これは絶対読むべきだと。

    高校の時は推理小説が好きだったので、読まなかったのですが、今、大人になって読むと、とても感慨深いです。

    いつも何気に過ごしている時間をとても愛おしく感じてしまいます。

    小さい時に読んであげてください。
    または読ませてあげてください。

    大人になってから振り返って「この本の言いたかったのはあぁ、そう言う事だったんだ」と思える、一生心に残る本だと思います。

    投稿日:2010/01/20

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  • のんびり ゆっくり

    仕事を辞めて専業主婦になって以来、毎日「時間がもったいない。何をして過ごそう・・・」と焦っていました。
    今まで忙しく過ごして来たので、有り余る時間をどう使っていいのか解りませんでした。
    そんな時にこの本と出合って
    “焦らなくても、今はゆっくり過ごせば良いんだよ”
    “のんびり過ごす時間の大切さ”
    を教えてもらえたような気がします。

    休みもなく忙しい現代人に“大切なこと”を教えてくれる1冊だと思います。是非大人の方に読んで欲しいです。

    投稿日:2009/08/14

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  • 大切な時間

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    人々から時間を騙し取る灰色の男たち。
    その恐ろしい組織に立ち向かう女の子モモの、勇気溢れる物語です。
    時にはくじけそうになりながらも、仲間のことを思い懸命に戦おうとする姿に元気をもらうことができます。

    目に見えないけれど大切なものが世の中にはたくさんあります。
    『時間』もまたそのひとつ。
    時間を奪われた人々は、常に何かに追い立てられ、がむしゃらになって働きます。
    その姿は、物語のなかのシーンなのに、なぜか現実を見ているような不思議な感覚に襲われました。
    私たちの今の社会でも同じような場面に出くわすことが、実際あるのです。

    自分たちがどのように時間を使っているか、どのように使うことが幸せなのか、改めて見つめなおすきっかけになると思います。

    投稿日:2009/05/29

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