私の息子も小さい頃、恐竜が大好きで、図鑑を見たり、博物館に巨大な骨格や化石を見に行きました。あげくのはてには、化石発掘キットを手に入れ(博物館で売っていました。)、発掘調査を楽しんでいました。
さて、この『コドモザウルス』は、発掘する人間と発掘される恐竜とが入れ替わってしまうお話です。
ダイちゃんが目を覚ますと化石になっていて、恐竜たちに発掘され、コドモザウルスと名づけられ、博物館に展示され大人気。
いつも見ている方が見られる立場になり、見学に来た子どもたちに、「うんどうはにがて」、「がっこうはさぼってばかり」、「いつもねてばかり」とそんなことはないのに言われっぱなしです。もしかしたら、私たちが博物館で恐竜を見ながら話していることも、実は違っているのかもしれませんね。
恐竜好きの子どもはもちろん、そうでない子どもも、人間と恐竜があべこべになったこの世界を、おもしろい!と喜んでくれると思います。