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大好きなおじいちゃんのお葬式の中で、孫のヨーストの心は様々に揺れ動きます。 急にはおじいちゃんの死を受け容れることができません。 かつて、自分は祖父の想い出話としてこの作品を読みました。 改めて手にする前になり、父が亡くなりました。 父も祖父も、今でも心の中で生きています。 そして。いつか自分にも訪れる死を考えます。 眼の前に遺体があるとき、感傷に浸る余裕はないのかも知れません。 でも、事実は事実です。 死を受けとめられないヨーストのような存在に、そっと手を差しのべるのも大切だと感じます。 亡くなった人を忘れないことも大切なことだと思います。
投稿日:2024/02/18
子どもがいつか乗り越えなければいけない死というもんだい。親も説明するのがむつかしい。また親にとっても悲しい現実です。赤いハンカチという一枚のちいさなものかもしれませんが、それが人の心をしっかりと結んでつなげてくれています。素晴らしい本だと思います。
投稿日:2013/11/28
おじいちゃんの死を描いた絵本です。 赤いハンカチを通して、おじいちゃんとの思い出が次々とよみがえります。 お別れは悲しいです。 でも、静かにゆっくりと受け入れていく様子に、救われる思いがしました。 オランダの絵本ということで、そこかしこに外国の雰囲気が感じられます。 あとがきを読むと、オランダの雰囲気に浸れますよ。
投稿日:2013/08/27
亡くなったおじいちゃんの棺のそばで、少年の頭に思い出が駆け巡ります。 読んでいて涙があふれてきました。 祖父が亡くなった時、初めて自分が経験した身近な死が、どうしておじいちゃんだったのか、優しい祖父、怖い祖父、頑固な祖父、心の支えだった祖父を心に駆け巡らせました。 自分の知らなかったおじいちゃんがいます。 掘り起こしてみれば、数知れないおじいちゃんとの思い出があります。 でも、おじいちゃんはそこに眠りについたまま、帰ることのない場所に連れて行かれます。 絵本中にこれほど哀愁を盛り込めるなんて。 チョッピリ客観的になってみました。 それから、自分も孫の心に精一杯思い出を詰め込めるじいじになりたいと思います。 子どもがお父ちゃんになるまで、まだまだ先は長そうです。
投稿日:2012/07/27
「おじいちゃん わすれないよ」 ベッテ・ウェステラ作、ハメルン・ファン・ストラーテン絵 オランダで出版。2001年度のブラスティヴァの世界絵本原画展「金のリンゴ賞」受賞。この賞は、歴史ある世界的な絵本賞であるらしい。でも、賞は絵に対してなのか、文章に対してなのかよくわからない。絵は、それほど新味もないオーソドックスなものなんではないかと思うけれど。 さっと読んで、隙がなくよく練られている作品だなぁと思った。 現実からおじいさんとの回想場面がいくつも繰り返されることにより、2人の楽しかった日々が十分わかるし、伏線としても、小道具としても、赤いハンカチが重要な使われ方をしている。これがラストでとても効果的に演出されている。 @現実 おじいちゃんの部屋のヨースト。悲しむヨーストに、ママは、おじいちゃんとの思い出の赤いハンカチを渡す。 A回想1 おじいちゃんとのカウボーイごっこ。ハンカチは、ヨーストのバンダナに。 B回想2 おじいちゃんとの海賊ごっこ。ハンカチは、海賊船の旗。 C回想3 おじいちゃんと家出。ハンカチは、お弁当の包みに。 D回想4 おじいちゃんと自転車の練習。ハンカチは、膝こぞうのけがの包帯。 E回想5 おじいちゃんとの約束。ハンカチは、結び目を作って、約束を忘れるのを防ぐため。 F現実 迎えの車が来て、墓地に向かうヨースト。ヨーストは、おじいちゃんの棺に土をかけるのを拒否する。 G回想6 おじいちゃんと砂浜で遊ぶ。すっぽうまっていたおじいちゃんは、アイスやが来ると起き上がってアイスを買ってくれる・・・。ハンカチは、おじいちゃんの頭を包む。 H現実 ママがヨーストにハンカチでできるいいアイディアを教えてくれる。 Iラスト ハンカチに結び目を作ったヨーストは、おじいちゃんのことを忘れないよと、誓う。 なんと見事な、よく考えられた構成。 やはり教科書に載ってもふさわしいような内容。 でも、実はあまりに整い過ぎて感動に乏しいような気もする。 ジョン・バーニンガムの「おじいちゃん」の換骨奪胎のような気もする。 でも、バーニンガムに感じられるような詩情が足りないような。 そんなこんなで、よくできた作品だけれど、印象が薄いのがちょっと残念。
投稿日:2010/09/14
息子にとってのおじいちゃんは、息子が小学1年の時に亡くなりました。 父が息子をとても可愛がっていたので、その二人の様子がこの本を 読みながら、思い出としてよみがえってきました。 おじいちゃんがヨーストを可愛がる様子が、 私の父と息子の二人と重なって、少しうるうるしてしまいます。 父の葬式の日、息子は泣いていました。 お爺ちゃんの死を息子はどんな風に受け止めたんでしょう。 ヨーストのお母さんは、おじいちゃんのハンカチを ヨーストに渡します。「結び目を作ってみたら」と。 おじいちゃんを忘れないことで、ヨーストは祖父の死を 受け入れることができたのでしょうか。 茶系のトーンでまとめられた絵は、明るいとは言えないけれど 温かい涙で包まれてるような、感じです。
投稿日:2010/04/23
ストーリー展開に違いはありますが、最近読んだ「くまとやまねこ」(湯本香樹美:作)と、テーマに似ている気がしました。 主人公の少年は、大のおじいちゃんっ子で、亡くなったおじいちゃんを想い、思い出にむせび泣くのです。 そんな彼に、お母さんはおじいちゃんの形見(?)の赤い大判のスカーフをくれるのです。絵本の中に姿は表しませんが、私はこのお母さんのお父さんが、主人公のおじいちゃんなのではないかと、睨んでいます。 たぶん、自分も悲しみの中にいるのに、息子の、おじいちゃんを想う気持ちを優しく包んで揚げられるこのお母さんは、とても素晴らしと思います。 そして、思い出の中に登場するおじいちゃんが、これまたとても素敵でした。 この絵本は「死」というものを考えなければならないので、中学年以上のお子さんにお薦めしたいと思います。
投稿日:2008/05/24
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