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いっぽんの鉛筆のむこうに」 大人が読んだ みんなの声

いっぽんの鉛筆のむこうに 文:谷川 俊太郎
絵:堀内 誠一
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1989年02月
ISBN:9784834006513
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,377
みんなの声 総数 10
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  • 身近な「鉛筆」の材料1つ1つを通して、それに関わる人たちの人生と、自分の人生がつながっていることがわかる絵本。

    1985年刊行。
    子どもの頃にも、読んだ記憶があった。

    鉛筆の材料である「黒煙」「樹木」を採取する人、加工する人、運ぶ人、加工して鉛筆に組み立てる人、鉛筆を売る人。
    それぞれの工程に関わる人の人生や家族、暮らしや仕事ぶりを写真で紹介している。
    私たちが子どもの頃に、一番身近に使った道具の1つであり、大人になるとあまり使わなくなったものだが、実に多くの人が関わっていた。材料も、バトンを渡して繋いでいくリレーのように、外国から日本にやってきて、工場で加工されて、お店で売られて、私のもとにやって来る。実は奇跡の出会い。

    こういうことを知ると、モノを大切にしようと思う。
    物ばかりではなく、人も大切にしなければならないし、自分自身も大切に、地球も大切にしなければ。
    粗末に扱ってよいものなど1つもないのだとわかる。

    80年代にできた本だが、今見ても、とても考えさせられる。素晴らしい作品だと思う。

    投稿日:2024/07/05

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  • 鉛筆が愛おしくなる

    タイトルに惹かれて、手に取りました。
    当たり前に毎日使っている鉛筆。
    その鉛筆ができるまでには、遠くの国でいろんな人が関わっていることがわかります。
    鉛筆の芯の原料である黒鉛を掘るスリランカの職人さん。
    木材をきるアメリカの職人さん。
    木材を運ぶ人。鉛筆を作る人。鉛筆を売る人。
    などなど、たくさんの人の力の結晶なんですね。
    鉛筆が愛おしくなる絵本です。

    投稿日:2020/12/17

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  • 鉛筆の向こうには。。。

    堀内誠一さんのイラストはとても好きなので興味がわきました。
    1本の鉛筆、日本の子供たちも何気なく使っている鉛筆のむこうがわには、木材を伐採する国、その方達の暮らし、木材を船で運ぶ船、たくさんの人と物が繋がっているのですね。
    そう思うと鉛筆も感慨深いです。

    投稿日:2019/09/02

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  • いろんな人が関わっている

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    私が小学生の時に、国語の教科書に載っていた話です。最近ふとこの話のことを思い出して読みました。
    1本の鉛筆ができるまでに、世界中のいろいろな人が関わっていることがこの本を読むと分かります。それぞれの人が、どのように鉛筆にかかわっているのかの他にも、どんな家族構成でどんな生活を送っているのかなども書いてあり、読み応えがあります。小学生の時に読んで、だいたいの内容は覚えていましたが、20年たって改めて読んでみると、新たな発見があって新鮮でした。
    木こりのダンドレスさんは、夕食時にビールを24本も飲むとか、えっ‼と驚きでした。奥さんに文句を言われたりしないのかなと、勝手に心配してしまいました。スラットという鉛筆の材料となる木を運ぶコンテナ船の食事メニューも見ているだけでおいしそうでした。
    鉛筆をとおして、いろんな国の人の生活が垣間見えるとても内容の濃い本でした。

    投稿日:2017/04/23

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