新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

にぐるま ひいて」 大人が読んだ みんなの声

にぐるま ひいて 作:ドナルド・ホール
絵:バーバラ・クーニー
訳:もき かずこ
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1980年
ISBN:9784593501397
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 52
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  • 人間の原風景がここにあります

    この絵本は、アメリカの古き良き時代のお話で、そのころの1年間の様子です。

    物語は、親子が一年間に作った品物を町に売るところから始まります。
    それは、父親が刈り取った羊の毛に、母親がその毛を紡いで織ったショールと
    娘が編んだミトン。そのほかのもの。それに、作物。

    荷車に乗せて出発します。

    町で、すべてのものを売って(荷車も牛も売ります)
    必要なものを買って、歩いて家路につきます。

    そして、また一年かけて、様々なものを作る様子が語られます。

    物語は、とてもシンプルで、家族の生活もまたシンプルです。

    大人も子どもも、とてもよく働きます。でもそこには、温かさと安心感があります。

    こういう生活こそ、人間の原点なのだと思いますが、今の時代でこの生活は、とても難しいです。

    じゃあ、なんでこの絵本が読み継がれているのか。
    こういう生活が無理でも、こういう気持ち・考え方はできると思います。

    絵本を見ることにより、様々なことを考えさせられ、
    思い出され、大切にしなければ、ならないことに気づかされるのだと思います。

    横長の絵本なので、父親が出かける景色が広々としていいです。
    その景色も美しいです。

    投稿日:2011/07/19

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  • 目牛を売る時の「とうさん」の瞳に注目!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    今、バーバラ・クーニーの絵本にハマっています。
    コミカルなキャラクターであったり、しっとりと心に残るストーリーであったりと、クーニーの魅力は幅が広いです!!
    こちらの絵本は、詩人として有名なドナルド・ホールが文章を書いていて、クーニーはイラストを手掛けています。

    ある家族の1年間の生活を描いたもので、ドナルド・ホールはこの話をいとこから聞いたそうです。
    立派に育て上げた目牛を売る時の「とうさん」の瞳に、愛情と哀愁が漂って見えたのは、私だけでしょうか?

    1ページ1ページ、丁寧に主人公の家族の動きや風景が描かれているので、ぜひ、ゆっくりページをめくって、物語と絵を堪能して欲しいです。
    ナビには、お薦めが6歳からとありましたが、出来たら小学校にいってからのお子さんの方が、理解度がます気がします。

    投稿日:2010/09/30

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    2
  • 丁寧な生き方

    昔大好きだったカレンダーの絵に似てるなぁと思い、手にとったこの絵本。
    開いてみると、一家で力を合わせて生活する慎ましい家族の日々が、美しい絵と共に綴られていて、静かな感動を覚えました。
    自分達で作った物を売り、生活に必要な物とほんの少しの楽しみを連れて帰る。
    そんな当たり前のようで、現在では全く見られなくなってしまった生き方を垣間見る事が出来ます。
    モノや情報が溢れ返り、常に時間に追われている私達に「生きるっていうのは、もっとシンプルな事だよ」と教えてくれているような美しい絵本です。

    投稿日:2014/03/12

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    1
  • 豊かな暮らしとは

    数年前に友人に薦められて手にした絵本・・・
    その時も感動しましたが、結局手元におきたくて、購入してしまった絵本です。

    1年12ヶ月・・・自然の移り変わりにぴったりと合わせていけば、家族が生きていくための生産と労働がちゃんと無駄なくできる・・・

    たとえば・・・とうさんが刈り取ったひつじの毛を、かあさんがつむいで織ったショール、娘が編んだてぶくろ・・・

    とうさんが切り出しやねいたのたば むすこがナイフでけずって作った白樺のほうき・・・・

    それらをすべて荷車に乗せて、とうさんが何日もかけて市場へ行き、それを売り、生活に必要な最低限のものを買って、帰ってきます。

    といった具合に、家族みんなのそれぞれの役割で、家族の暮らしを支えあっている・・・そんな自然の営みと家族の営みが一体化した生き方をしていた時代があったんですね。

    お金があれば、簡単に何でも買えるし、物があふれ、使い捨ての時代だけれど、本当の豊かさって、こういう暮らしのことをいうんじゃないかなって思います。

    投稿日:2009/11/14

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    1
  • 人々の生活と自然のために   

    10月 父さんはみんなが作ったものを牛につないだ荷車に詰め込んで町へ売りに行きました

    ポーツマスの市場で家族みんなで作ったものを全て売ったお金で買ったものは てつなべと刺繍針とバーロウナイフ(片刃の大型ナイフ)
    うすみどりいろのはっかキャンディ

    さて この家族は夫婦と息子と娘の4人家族です
    みんながそれぞれに自分の出来るものを作っているという生活 

    現在とはずいぶん時代や生活が違います

    今の生活は、働いたお金で物を買って生活しています(消費生活)

    この絵本に出で来るような家族の生活とはあまりにもかけ離れていますが・・・・
    この家族のような自然の中での生き方はなんだか羨ましいように思えます  なぜでしょうか?  人間が生きるとは? 自然と一体化した生き方なのでしょう
    でも・・・・みんなが こんなふうな生活は出来ません

    だからこそ 私たちは絵本の中であこがれているのかも知れません

    投稿日:2014/07/01

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  • クーニーさんの絵本、見っけ!

    1年の生活なんですね
    静かに
    繰り返し
    ずっと続けてきたことなんでしょうね

    時間の使い方がとても新鮮に感じます

    なんでもお金で買える
    豊か過ぎる現代
    何か、なんだかわからないけど
    満足感が得られない
    充実感がない

    自分達の手で、身体を使って
    モノを作り出す
    家族でそれぞれの役割を持って

    とても基本的なことに気付かされます

    絵がやっぱり、素敵♪

    投稿日:2012/06/25

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  • シンプルな生き方

    • ベーベさん
    • 30代
    • その他の方
    • 長野県

    複雑で多様化した経済社会の中で、自分がどうかかわっているのかわからない子どもや大人に希望を与えてくれる絵本だとおもいました。
    あたたかくて素朴でいつまでも心に残る話でした。

    投稿日:2010/01/12

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  • 無駄や余分なものが無い暮らし

    • リレカさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子8歳、女の子6歳、男の子4歳

    この本は、10月にとうさんが市場へ出掛けるところから始まります。そして、過去にさかのぼって誰がいつ、どのようにして作った品物かを丁寧に書いていきます。この手法はとても上手いなあと感心しました。
    荷物が全部無くなって、荷車まで売ってしまったときには驚きました。わたしはてっきりまた荷車に乗って帰っていくものだと無意識に思ってたようです。
    ぜーんぶ売って、お土産を入れた鍋を棒に通して身軽に歩く姿は清々しさを感じました。

    投稿日:2009/06/06

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  • 日常のうつくしさ

    未来の人は今の私たちの生活を見て美しいと思うだろうか。

    たぶんごく普通の生活を描いている絵本。
    それがとても美しい。

    町に出た とうさんが「にぐるま」まで売るので
    えっ?
    にぐるまを売ったら帰りはどうやって荷物を持って帰るの?
    来年はどうするの?
    (と思ったら、帰りの荷物は最小限で
    荷車は次の年に新たに作られていました)

    無駄のない端正な生活を
    バーバラクーニーの絵が伝えてくれます。

    投稿日:2008/12/18

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