「なのはな みつけた」 大人が読んだ みんなの声

図書館の春のコーナーで見つけました。
菜の花といっても、いろんな種類があるんですね。
比べてみると、葉の形が違ったり、花の咲く位置も違うのがわかります。
しかも、野菜の花をなのはなって言うんだ…
普段料理に使っている油も、菜の花のタネから取れた油。
菜の花、侮れないですね。
普段は何気なく目にしても、注意深く観察することはなかったけれど、足を止めて、観察してみようと思いました。

昔大切にしていた絵本のひとつ。
こうやって、何年も過ぎても手にとって
かわらず綺麗なのは
やはり、なのはなの自然の美しさからですね。

子供のころ、一面に広がる菜の花のページに
目をきらきらさせて読んでみたり
でも、”はぼたん”ってキャベツみたいなものから
なんでなのはなが咲くんだろうと
子供ながらに不思議だなぁ不思議だ〜と読んでいたのを覚えています。

春の季節に菜の花畑に連れて行ってあげる前に
娘に読んであげたい絵本です。

そろそろのおはなし会向けにいい絵本がいるな｡と､思って探してきました｡
福音館の科学絵本なので､絵もしかりしていますし読みやすく見やすいです｡
この本を読んで自分が無知であったと同時にビックリしたのが､
「菜の花」というのはいろんな野菜から咲く！！ということでした！
ｷｬﾍﾞﾂでも白菜でも咲くんですね〜。
この年になるまで知りませんでした。葉の形が微妙に違う亜種なのだとばかり思ってました。
菜の花畑に咲いてるのは、種から育ったものですよね？
この野菜から咲く菜の花と普通に野原で咲いている菜の花との違いや共通点をもう少しきっちり書いてくれたら、言うことはなかったんですが〜。

ごんもりなつこさんの作品を以前にも読んだ事があり親近感が湧いたのでこの絵本を選びました。菜の花が本物に忠実に描いてあるのであたかも目の前に花が咲いていて菜の花の香りが漂っている錯覚に陥りました。特に最初のページが圧巻で思わず幸福の溜め息が出た程でした。花から実になる所までしっかりと菜の花の一生を描いてあるのが良かったです。