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8月6日のこと」 大人が読んだ みんなの声

8月6日のこと 作:中川 ひろたか
絵:長谷川 義史
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,430
発行日:2011年07月
ISBN:9784309909165
評価スコア 4.56
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みんなの声 総数 17
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  • 実体験のリアリティ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子15歳

    中川ひろたかさんのお母さんと伯父さんの実体験に基づいた作品です。
    題名でわかるように、広島の原爆のことです。
    16歳だったお母さんは、兄であり兵隊だった伯父に時々こっそり差し入れをしに行っていたのです。
    その日、離れた島から、異常を察したものの、
    お母さんは1週間後差し入れをしに兄を訪ね、惨状を知るのです。
    長谷川さんの絵は、兵隊さんの様子や軍舎の雰囲気を活写していますが、
    その日の様子は、その絵の迫力が違います。
    抽象的に描かれた残像は、怖い印象ではなく、ひたすら、淡々と事実を伝えてくれています。
    兄に会えなかった、という事実だけが物語ってくれています。
    表紙の、穏やかな瀬戸内海の色で表現した平和への想いが伝わってきます。
    原爆関連の作品は、とかく凄惨な重い印象を与えるものが多いのですが、
    この作品は、瀬戸内海の海の穏やかさを通して語る、という視点で、
    淡々とメッセージを受け取ることができるような気がします。
    これが実体験であったこと、それを伝えなければ、という中川さんの思いを感じました。
    そっと、子どもたちに手渡してあげてほしいです。

    投稿日:2011/11/04

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    1
  • 平和を考える絵本

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    中川氏の母と伯父さんの本当のおはなしだそうです
    それも淡々としています
    事実をおはなししています

    英語もわかりやすいです
    是非、全世界の人にも読んでいただきたいです

    長谷川さんの絵の力強さ
    怖さも感じます

    でも、表紙と初めと最後の海と空が
    心を落ち着かせてくれます

    私達おばさんの世代でも
    戦争を知らずに過ごしてきました
    でも、いっぱい「平和について」のおはなしは
    聞いてきました
    「戦争の愚かさ」「原爆の怖さ」も

    その入口に、ちょうどいいかもしれません
    15日ではなく
    広島原爆投下の日である
    「6日」というのが、またインパクトありです

    いろいろ考えさせられます

    投稿日:2011/10/17

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    1
  • “子どもらに伝えたい……”

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    表紙のタイトル(レタリング)はどなたが書かれたのでしょう?作者の中川さん?それとも絵を描かれた長谷川さんでしょうか?

    小学生の頃、当時の私の担任は広島県出身で、こんな歌を習ったことがあります。
    『青い空は、青いままで子どもらに伝えたい。
     燃える8月の朝、影まで燃えつきた。
     父よ、母よ。兄弟たちよ。
     命の絆を肩に背負って、胸に描いて』
    子どもの頃の記憶のままなので、歌詞があっているかどうか、ちょっと定かではありません。
    でも、子ども心にすごく印象的で、私自身が「原爆」というものを初めて本気で捉えたのはこの時だったと思います。

    この絵本の表紙の空を見て、あぁ〜、あの歌だと思いました。

    中身の文章は少し小さめでしたが、日本語とは別に英文も書かれていました。

    また、“ピカドン”の爆発のシーンと、
    『そして ひとが みんな しにました』の
    どす黒い赤いバックに黒い太い線で、人型が描かれているシーンは、絵描きとしての長谷川さんの、強い思いみたいなものを受け取りました。

    内容を理解して読んでもらいたいので、小学校高学年から中高生の子どもたちにお薦めしたいです。

    投稿日:2011/10/12

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    1
  • 子供たちに。

    広島では学校で原爆記念碑として8月6日に登校日などがあります。原爆に関する映画を見たりもしていました。この日のことは私も子供のころから学校でずっと耳にしたりしていたのでよく知っています。このようなことは2度と有ってはいけないこと。子供たちも戦争に関するテレビをニュースなどで目にしていますが、よその国での出来事としてしか思っていないようですが、この絵本を読んで戦争が人々にどのような影響を起こしているかをしっかりと頭にイメージし、このようなことが自分たちの身には起らないようにと思える子になってほしいです。

    投稿日:2024/11/04

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  • 子供に戦争の事実を伝えるのに

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    わかりやすい本ではないでしょうか。ひろしまのピカは怖すぎたようで、もう開いても貰えません。絵もダイレクト過ぎなくていいですね。中川ひろたか先生と長谷川義史先生、やっぱり好きです。わかりやすくて嫌味がない。

    投稿日:2017/08/23

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  • 実話

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    作者の中川さん、お母さんの実体験とのことです。
    親の私も戦争を知らない世代なのですが、戦争について平和について考えさせられる作品でした。
    重いけれども大切なことを感じさせます。
    子どもが大きくなったら読んであげたいと思いました。

    投稿日:2015/08/11

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  • 長谷川義史原画展を見て 

    先日長谷川義史原画展を見に行きました

    中川ひろたかさんのお母さんの実体験の広島の原爆投下の時の絵本です
    8月6日のこと 
    瀬戸内海の島に住んでいたお母さん16歳
    お兄さんは広島の原爆ドームの近くの軍のへ兵隊さん、お兄さんに食べ物を届けていたのです 
    家族の思いが伝わります
    そして8月6日に アメリカ軍がおとした「ピカドン」
    恐ろしい光景です

    赤ちゃんのまる焦げの絵が強烈解した!

    地獄絵とも言われる原爆の光景ですが 長谷川さんの絵も強烈に思いが込められて絵です  激しく 怒りの気持ちが感じられます

    忘れてはならない戦争 原爆投下の悲惨さ  私は戦後の生まれですか多実体験はありませんが こうして戦争の恐ろしさを知り  子どもたちにも伝えていく義務があるように思えました
    原爆のことだけでなく戦争の悲惨なことを・・・・

    原爆投下の8月6日のころに子どもたちにこの絵本で伝えたいと思い購入しました

    投稿日:2014/05/05

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