2013年刊行。からすのパン屋さんの、長女リンゴさんが大きくなった時のお話。友達のいとこの野菜売りを手伝うことにしたリンゴさんは、よく売れるようにあれこれ工夫をしてどんどん幸せになっていき…
働き者の両親と一緒に家業のパン屋さんを盛り立てていった長女。長年、繁盛店で客商売をして身に着けた商売のセンスで、困っていた人を助けてしまう楽しいお話。
最初に野菜を売りに行ったシンちゃんは、全然売れなかったのに、リンゴさんが手伝うとあという間に全部売れてしまう。さらにいい取引先もできて、お客さんもどんどん増え、関係している人全員がみるみる幸せになっていってしまう。
幸せの種をもっていて、それを育てる方法を知っているリンゴさん。
明るくて元気で、働き者で、チャレンジ精神もあり、お客さんの要望もよくわかって、商売上手。
たまにこういう福の神のような人が実際に居るが、そんな人に私もなりたいと思った。
これで将来は安心だ。