もうすぐ夏休み。幼稚園・保育園児の4,5歳くらいから小学校低学年くらいの子どもたちにお話しする機会が増えるので、
なにか子どもたちがわくわくする作品はないかなあ〜と、検索していて見つけました。
小学校低学年くらいのお兄ちゃんと、4,5歳くらいの幼稚園児の弟が近所の森へ虫取りに行く話です。
はたこうしろうさんらしい、温かいきょうだいの関係もしっかり描かれていて、素敵な作品でした。
虫が好きな子どもたちはもちろん、本物は触ったり見たりできなくても、はたさんの描く絵本の中の虫たちに興味は持てるのではないでしょうか?
特別写実的というわけでも、漫画チックに傾いているわけでもありませんが、虫たちの形状はしっかり描かれているので見やすです。
この本の面白いところは「見返し」の部分だけ、森に探索に来ているらしい子どもの後ろ姿の写真が載せてあるところです。
“後ろ姿”であるだけに読者の子どもたちはそこに自分たちの姿を思い描くことができそうです。