酒井駒子さんの絵が素晴らしいのは、「赤い蝋燭と人魚」を本屋さんで見つけた時から知っていました。
そのころは高校生で、なけなしの小遣いもファーストフードに持っていかれてしまうというその辺に居そうな学生でした。1000円もするハードカバーの絵本は手が届かないわけです。
でも、酒井さんの絵本ならハンバーガー我慢してでも買いたいな、と思っていた矢先、この絵本に巡り合いました。
幼い少女の何とも言えない色彩の表紙。少年と、少女ともいえない子供の夢…
しかも、これは1冊まるまる酒井さんの作品!こんな素敵な絵を描く人は、どんな絵本を作ってしまうのか。
社会人となった今も砂糖ちゃんは私の眼の着く所に飾っています。この絵本と、酒井駒子さんという絵本作家さんに心底惚れてしまったということは言うまでもありません。
この絵本の紹介は、絵本の詳細を書いてしまうのはもったいないのでこんな馴れ初めのような文章になってしまいました。できれば大人の女性に読んでほしい、甘い甘い絵本です。