娘が8ヶ月の時から、いつも一緒にいるぬいぐるみのクマ。真っ白だったぬいぐるみも洗っても灰色がかってしまい、腕はほつれて補修を繰り返し、始めは抱っこするのも抱えるようだったのに、今では小わきにかかえられるように。それでも、娘にとってはかけがえのない家族であり、毎晩、まだ一緒に寝て、ごっこ遊びをするときも一番に仲間に加えています。
そんな娘にとって、こんとあきの関係は なにか思うところがあったのでしょう。真剣に聞き入って、読み聞かせた後もひとりで何度もページをめくっていました。
産まれるまえから、あきのそばにいて、頼もしい兄のようにふるまい続けるこん。でも、あきは大きくなって、こんを守れるようにもなっている。
良かった、と思うのですが、なんだか、少しせつない気分になる本でした。