色がきれいで、ポップな雰囲気のプリンちゃん。
きっと、女の子ならあっという間に大好きになっちゃう絵本ですね。
プリンちゃんは、何かの種を見つけてばあばに聞きます。
ばあばは「さあね、そだててみたら?」淡々といいます。
プリンちゃんは種をまいて育てながら、何ができるかワクワクドキドキ。
空想を広げるおしゃべりにも、ばあばはいつも寄り添ってくれます。
最後は、プリンちゃんの思い描いた夢のようなものはできなくて、
たった一粒の赤い実が実ります。
プリンちゃんはうれしいような、ちょっとがっかりのような・・・
そのとき、ばあばが手渡してくれたプレゼントが、プリンちゃんのそんな気持ちをいっぺんに明るくしてくれるのです。
いつもプリンちゃんの横で作っていたのは、これだったのね。
・・・ほんとは、ばあばは最初からプリンちゃんの種が何なのか分かっていたのかも。
結果を知っていても、それを先回りしないで温かく見守り、
うまくいかなかったとしても一緒に受け止めてくれる。
そんな大人が、子どものそばにいてくれたらすてきです。
さすが、ばあば。親にはなかなか難しい境地ですよね・・・!!