田島さんがイラストを書かれているので、とても底力を感じる絵本でした。
琵琶湖の伝承か何かをまとめられたのでしょうか?後書きには詳しいことは書いてなかったので、よくわかりませんでしたが、いろいろな昔話民話などで、「琵琶湖」を舞台にしたものは少なかったような気がします。(だから、ちょっとインパクトがありました)
琵琶湖の水の栓が真ん中にある「とんがり島」だとか、その線の穴をたどっていくと、妖怪だか土地神だかわからないなものと出会った、反対側の世界に出たりします。
特に「火の子」(火の神の子供?)の姿が、一見大きなイカに描かれているのですが、そんな「火」の神は今まで見たことなかったので、すごく印象的でした。