南半球の3つの大陸の砂漠に、一年に一度、春の時期にお花畑が出現するのです。
「カマンチャカ」と呼ばれる霧が地上すれすれに移動し、その霧の水分が、
砂漠の植物たちを開花させるのです。
生物ジャーナリストの著者が、そんな花々を南アメリカ大陸のアタカマ砂漠で撮影した
写真絵本です。
その霧の様子もよくわかります。
そして、霧の通過とともに出現するお花畑に対する驚きや、
様々な生き物たちとの出会いが生き生きと綴られています。
過酷な環境の中での生きるエネルギーを感じます。
生きる姿、子どもたちにも体感してほしいです。
内容はやや高度なので、小学生くらいから楽しめると思います。