自分の好きなもの、見つけた素敵なものを見せてあげたいと思っただけのたっくん。
でもその気持ちがお友達に伝わらなくて、泣かせてしまった。
たっくんも嫌な気持ちになってしまったことでしょう。
けれど泣いてしまった友子の方も、
たっくんは体が大きくて、声が大きくて、ちょっと怖い、と思いつつも、
同じ幼稚園から上がってきたお友達として、
仲間意識を持っているように感じられます。
お互いに気持ちを伝え合うのが上手くいかないところが、
まだ小学生になったばかりの幼い子供達の姿を如実に表していて、
微笑ましく、また愛おしい気持ちになりました。