題名から3びきのこぶたの逆パロディだとはわかっていて、どんな話だろうと期待して読んだらあんまりなことに、家が壊されるところでは姪っ子とげらげら笑ってしまいました。
本を読み終わった後、レンガのうちはどうやって壊された? ときくとハンマー、以下同文でコンクリートは電気ドリル、そして最後鉄板の家はダイナマイト!と笑いながら答えました。
でもこの話って、元ネタのこぶたは正直に強いものには負けない家をつくるナマケモノか働き者かを描いた物語だったのに対して、このおおかみたちは家をどんなに強化にしてもより強いものによって壊される話なのですよね。これって今の世界情勢に似ていませんか? 最後は花のソフトな面でぶたを癒してめでたしめでたし。世界が平和になりますように祈ります。