久しぶりに感動した。
ヒワという一羽のことりとゾウガメ、ゾウガメの背中にいつも乗っかって、おしゃべりしているヒワは、
あんたと私はずっと友達
だと言う。
でも、ゾウガメは自分の長命さから、そんなヒワの言葉が信じられない。
でも、そんなことはなかったのだ。だって、ヒワが死んだという噂を聞いたゾウガメは、生きる気力をなくしてしまうほど悲しかったのだ。
いつも一緒にいると、お互いの存在がどういうものかなんて気にならないけれど、離れてみるといつもいる相手がいない寂しさがどっと押し寄せてくる。
ゾウガメの悲しさが胸に迫る、素敵なお話でした。