とってもわがままで気まぐれなねずみと、ねずみの言うことには何でも素直に従うねこ。
二匹のやりとりが、描かれた絵本です。
ねずみは「こっちにきて」と言うかと思えば、「あっちへいって」という気まぐれ者。
でもねこは文句一つ言わないのです。
6年生の娘には、その辺の微妙な心理は理解できないようですが、これは、深い愛なのです。
ついつい、「こんな人、いるよね。わかる、わかる」と思い、口元が緩んでしまいました。
大人の方が、思わずくすっと笑ってしまう絵本です。
それにしても、瀬川靖男さんの描く動物ってなんてダイナミックなんでしょう。
この絵を眺めているだけでも、圧倒されてしまう絵本です。