高校生のころに読んで、すごくショックだった本です。
核兵器の本当の怖さ、そして、戦争とは、戦争なんて全く関係なく平和に暮らしている人にも降りかかってきて、命を奪ってしまう恐ろしいものだと改めて思いました。
かたくななまでに政府の言うとおりにしている夫婦が、どんどん死に向かっていってしまう描写があまりに見事で、読んでいる途中で、すこし気分が悪くなりました。でもこれが核兵器の現実なのだと思いました。
すごくショックな本ですが、核兵器の恐ろしさをリアルに伝えていると思います。漠然と戦争や核兵器の恐ろしさを伝えるよりも、こういった現実的な本を次の世代に伝えていくことが、平和へと繋がっていくと思いました。