日照りが続いたある日のこと、娘が山へこぶたの餌をとりに出かけた時に、崖に生えているかぶの葉を見つけて美味しそうだからおかあさんに食べさせてあげようとかぶの葉を引っこ抜いたら綺麗な水が噴出してきたのです。水のことを誰にも言わないと約束したのですが、水を運んでいたおじいさんがきっかけで、巨人との約束を破ってしまいます。助ける神もいるもので、木の中から、緑色をしたおじいさんが現れ、娘そっくりの身代わり石を娘の髪を抜いて被せ、娘の身代わりにしてくれたのです。娘は、村人の危機を救いたいし、約束を破ったら自分の命がなくなって、おかあさんやこぶたの世話が出来なくなるのを心配して足まであった長いきれいな黒髪は、すっかり白くなったのを被せたので、伝説の滝には、遠くから見ると、長い白い髪の娘が横になって寝ているようにみえるお話でした。親孝行者や、村の人々の命を救った娘には、黒髪がもどってよかったです。