サボテンのトゲは、いじわるや心無い言葉が刺さったもの。
でも、優しいサボテンは、それを投げ返すことはせず、いつの間にか体中トゲだらけになってしまった。
そして、泣くことも我慢して、その水分で砂漠でも生きられるようになった・・・
なんとも切ないお話でしたが、このサボテンのような人は結構いるのかも・・と感じました。
表面は笑顔を作っていても、心には沢山のトゲが刺さったまま生きている、そんな人に是非読んでもらいたいなと思いました。
私は、「ぼく」のような、そんなサボテンの味方になってあげられるような人になりたいと思いました。
自分の子にも、サボテンのような優しさを持つ人を応援してあげられる、そんな人になってほしいです。
心に響く文章に、美しく繊細な絵がとても合っていていいなと思いました。
サボテンに咲いた綺麗な花、そして最後の笑顔に癒されました。
子どもから大人まで幅広く読める、素敵な絵本だと思います。