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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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うさぎさんてつだってほしいの」 ジュンイチさんの声

うさぎさんてつだってほしいの 作:シャーロット・ゾロトウ
絵:モーリス・センダック
訳:こだま ともこ
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1978年
ISBN:9784572002013
評価スコア 4.34
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みんなの声 総数 31
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  • うさぎさんのキャラが不思議

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    文/シャーロット・ゾロトウ、絵/モーリスセンダックというビッグネームによる1962年の作品。
    コールデコット賞オナー賞を受賞しています。

    物語は、
    「うさぎさん、てつだって ほしいの。」
    と女の子がうさぎに言うシーンから始まります。
    やたらと頭部の大きい女の子と、頭だけがうさぎで体は人間という感じのうさぎさんの絵が、目を引きます。
    その関係はかなり親しいもので、うさぎさんは、快くOKします。
    その手伝いとは、おかあさんの誕生日プレゼントを選ぶこと。

    二人の会話も洒落ています。
    「でも、なにが いいかしら?」
    「そうだね、なにが いいかなあ?」
    「おかあさん あかが すきだわ。」
    「あか?あかなんて あげられないさ。」
    「それじゃ、なにか あかいもの だったら?」
    「ああ、あかいもの だったら いいよね。」
    「あかいものって なにが あるかしら?」

    こんな感じで、色をメインにしてプレゼントを決めていくのですが、課程の会話やその会話のシーンが、とても良い雰囲気です。
    提案するのは、うさぎさんなのですが、突拍子もない物の提案から始まるので、かなり楽しめるものだと思います。

    最後まで気になったのは、うさぎさんの存在。
    紳士的なうさぎではあるけれど、こんな姿をしたうさぎにはお目にかかったことがありません。
    正直、最初は、あまりにもグロテスクではないか?と思ったくらいです。
    見慣れると、何か人を象徴的に表現したのかと思えるのですが、好き嫌いがはっきり分かれるキャラクターかも知れません。

    センダックの世界に誘われてしまう不思議な作品だと思います。

    投稿日:2011/07/30

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