おおきなおおきな木には 大きな穴が空いていました
みんなは その穴の中で 一眠りして元気をもらって帰って行きます
うさぎも きつねも くまのおじいさんは 若いくまたちに 自分の知っていることを伝えておく事が大切だと気がついて 元気に帰って行きました
そして人間の若者は 「ほんとうにやりたいことって なんだろう」 早く見つけたくて あせっていました
穴の中で眠った若者に 木は「自分も早くおおきな木になりたくて焦っていた ・・・・・「おおきな木になるためには しっかり ねっこを はらねばならない」
「ねっこがしっかりしていれば 枝を広げ たくさんのみをつけることができる」
「たびびとさん ありがとう」 こんなふうに おおきな木も感謝するのです
「ねっこは 土の下にあり目には見えないけれども 大切なんだよ」
若者も又 木に感謝して 自分がどう生きたらいいのかを見つけたのです
いっかり ねっこをはって おおきな木になる 大切なことを教えてくれました
ちょっと 大きくなった子ども 思春期のころの人に伝えたいお話ですね