作者のアランジ・アロンゾのお二人は、姉妹で雑貨を作るところから事業を創められた方です。
15年ほど前、「下妻物語」や「ミシン」などで、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの嶽本野ばらさんが、フリルのブラウスをお召しになり、ひっそりと絵をお書きになっていた、
大阪のあやしげなビルのあやしげな雑貨屋さんに、お二人が手がけた雑貨がありました。
シンプルで、可愛らしくて、なんとなくこびたところのない小物たち。
それが、私が、アランジ・アロンゾを知るきっかけでした。
この絵本は、アランジ・アロンゾの生み出したキャラクターたちが、普段彼らの家で、どのように生活しているかを表した、まんが絵本です。
登場するドールハウス(といっても、120cm×180cm×120cmあるそうです)の写真は、4ヶ月かけて作られたそうです。
さすが、雑貨屋さん! この小物達の本当に見事なこと!
絵本の登場人物である、キャラクターの魅力を50パーセント、いえいえ、100パーセント以上も増量してくれる絵本です。
めくるだけでもウキウキ。
大人向けの絵本だと思うのですが、ドールハウスが好きなお子様なら、楽しめるかもしれません。